ポジション適正は選手のパフォーマンスにどのくらい影響する?Football Managerを検証してみた

みなさんこんにちは!

今回は各選手が持つポジション適正が、どの程度プレイの質に影響を与えるのかをシミュレーションデータを用いて検証していきます。

※これまでの経験と自分なりの解釈が基になっているので、あくまでも数ある情報の1つとして参考にしてみてください

適正外のポジションでプレイさせた場合、最大で選手のパフォーマンスは50%も下降する‼

今回の検証対象となるポジション適正は、各選手があるポジションで見せるパフォーマンスのレベル/質を示したものです。他の能力値と同じように1~20までの数値で評価されていて、以下の表の様にゲーム内では6段階で表示されます。

  • Natural/天性(18-20)
  • Accomplished/熟達(15-17)
  • Competent/適任(12-14)
  • Unconvincing/やや難あり(9-11)
  • Awkward/難あり(5-8)
  • Makeshift/間に合わせ(1-4)

すべての選手には適正が20(Natural/天性)あるポジションが必ず1つは用意されており、公式マニュアル上では「このポジションでプレイさせる限りは能力に(プレイするポジションが由来の)マイナス補正がかかることはない」と説明されています。

ただしその一方で「適正評価が低いポジションで選手をプレイさせた場合、特にポジショニングや状況判断の質が悪くなる」とも記載があります。※マニュアル上ではPositioningと記載されていますが、おそらくオフ・ザ・ボール能力も含まれると考えられます。

今回はこのポジション適正が各選手のパフォーマンスにどの程度マイナスの影響を与えるのかを、以下で説明するデータベース上でシミュレーションすることで明らかにしていきます。

「Versatility/多才さ」能力が高い選手は、ポジション適正が低かったとしてもポジションに適応しやすいとマニュアル上で説明されています。ただし前後の文脈から長期的な適応に与える影響を指しているのか、適正が低いポジションでも試合中の高パフォーマンス(短期的な影響)に繋がることを指しているのか不明なため、今回の検証ではこの能力とポジション適正の関連性についても検証していきます。

データベースの説明

各ポジション適正レベルの影響度を比較するために使用したのは、ポジショニングや状況判断能力が重要となるSTポジションのスタッツです。

各選手には最大評価(20)を受けるポジションが1つは必要となるため、AMCポジションの適性を20に設定した上でSTポジションの適性を後から追加するようにしています。

またSTポジションに割り当てる数値は、各適性レベルの最大値である4・8・11・14・17・20の6つ数値を使用しており、「Versatility/多才さ」値は10と20に設定した選手をそれぞれ比較しています。

※選手の画像

基本的なデータベースは前回までに使用したものから大きな変更はありませんが、シーズン中にポジション適正値が上昇してしまうため、1シーズンのシミュレーションではなく開幕から3節までのシミュレーションを各適正値ごとに3回ずつ行った上で(1つの適正レベル計63試合ずつ)、シーズン平均・1試合平均スタッツを割り出しています。

※データベースの詳細設定に関しては、以下の記事で説明しています。

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前回までの分析と比べて対象となる試合数が少ないため、シミュレーションを重ねた場合、異なる結果が得られる可能性がある点に注意してください。また開幕から3週間の間にポジション適正値が上昇するケースもありますが、変化幅が小さいため平均スタッツを割り出す際の対象データに含んでいます。

ポジション適正値に関する検証結果

※ゴール・アシスト・ドリブルは38試合換算。「Versatility/多才さ」は10で設定。

ポジション適正値 – 4

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
6.81 0.38 14.44 0.42 3.77 1.76 46% 17.84 88.75% 2.71 1.15 13.57 10.95km

ポジション適正値 – 8

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
6.84 0.52 19.76 0.45 3.74 1.92 51% 17.52 86.70% 2.71 0.96 10.85 10.97km

ポジション適正値 – 11

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
6.96 0.61 23.18 0.47 3.77 2.11 56% 17.88 87.35% 4.22 0.99 13.26 11.01km

ポジション適正値 – 14

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
7.00 0.62 23.56 0.54 4.07 2.00 49% 18.26 85.27% 3.31 1.16 11.76 10.92km

ポジション適正値 – 17

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
7.02 0.73 27.74 0.54 4.27 2.17 51% 18.32 87.42% 1.50 1.15 10.25 11.02km

ポジション適正値 – 20

レーティング 得点/90分 得点 XG/90分 シュート/90分 枠内シュート/90分 枠内率 パス試行数/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 ドリブル 走行距離/90分
7.09 0.74 28.12 0.55 4.13 2.18 53% 19.21 87.40% 4.22 1.24 15.98 11.16km

ポジション適正値が与えるスタッツへの影響

ポジショニング(オフ・ザ・ボール)や状況判断の質が顕著に現れるシュート本数/パス本数において数値が減少しているため、適正外のポジションで選手をプレイさせた場合、効果的な位置にポジショニングできない影響でボールを受け取る機会そのものが減少すると考えられます

さらに枠内率・キーパス・ドリブル・走行距離といった多岐に渡る項目で成績が下降していることから、上記能力以外にも「Vision/視野」「Work Rate/運動量」といったメンタル能力や「Finishing/決定力」「Dribble/ドリブル 」などのスキル能力もまた、適正外ポジションのマイナス影響を受けている可能性があります

以上のことから選手が持つ力を100%発揮させるためには、本来のポジションでプレイさせることが必須と言えますが、もし本職以外の選手を起用する必要がある場合は、適正値が「Accomplished/熟達」以上の選手を割り当てることで、パフォーマンスの落ち幅を最小限に止めることができるでしょう

得点数を基準とすると、適正値12~14(Competent/適任)・適正値9~11(Unconvincing/やや難あり)の選手は20%、適正値5~8(Awkward/難あり)の選手は30%、適正値1~4(Makeshift/間に合わせ)の選手は50%、本職の選手よりパフォーマンスを落としていると言えます。

「Versatility/多才さ」検証結果

続いて「Versatility/多才さ」能力が、短期的なポジション適応能力にも影響を与えるのか確認していきましょう。以下のスタッツは、STポジションの選手の「Versatility/多才さ」を10から20へと変更したシミュレーションデータから割り出した数値です。

ポジション適正値 – 4

レーティング ゴール/90分 得点 XG/90分
6.77 0.40 15.20 0.43

ポジション適正値 – 8

レーティング ゴール/90分 得点 XG/90分
6.93 0.58 22.04 0.52

ポジション適正値 – 11

レーティング ゴール/90分 得点 XG/90分
6.86 0.57 21.66 0.51

ポジション適正値 – 14

レーティング ゴール/90分 得点 XG/90分
6.89 0.54 20.52 0.51

ポジション適正値 – 17

レーティング ゴール/90分 得点 XG/90分
7.01 0.65 24.70 0.46

「Versatility/多才さ」能力とポジション適正の関連性

ポジション適正値8の選手は「Versatility/多才さ」を10に設定した時と比較して高い成績を残していますが、その他の適正値の選手に関しては同水準か低い数値を記録しています。

そのため「Versatility/多才さ」能力は、適正外ポジションでプレイさせた時のパフォーマンスには影響を与えることはなく、長期的なポジション適応能力にのみ反映されると考えられます

 

まとめ

みなさんいかがでしたか?

今回はシーズン平均スタッツを基準に比較していますが、1シーズン同じポジションでプレイさせた場合自然と適正値が上昇するため、今回のように大きな差が表れることはまずないと思います。

ただし適正外のポジションで選手を起用することで、選手の能力値が負の影響を受けることは間違いないため、各選手が持つ能力を100%発揮させたい場合には本来のポジションで起用するようにしましょう。

今回もご覧いただきありがとうございました!

 

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