みなさんこんにちは!
ついにFootball Manager21の新機能の情報が解禁されましたね!
僕は試合前や後の分析にじっくり時間をかけるタイプのため、それぞれに新しい分析ツールが追加されるのは嬉しいです!
1試合にどれだけ時間がかかるのか少し怖い気もしますが 笑
またSports InteractiveでFM含むゲームの日本向けローカライズ業務が募集されています。
もしこれが実現して日本のFMプレーヤー人口が増えるのなら、とても喜ばしいニュースです!
どちらも少し時間が必要かと思うので、ゆっくりと見守りたいと思います!
さて今回は、選手のプロフィール画面で確認できる基本的な選手の情報を掘り下げてみたいと思います。
試合の結果に大きく影響するような重要度の高いものばかりなので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
※なお今回もエディターを使用しないと確認できない情報を紹介するので、気になる方は能力値の項目以降は読まないようにご注意ください!
プロフィール画面の情報には実はこんな意味が隠されていた!?
選手のプロフィール画面では、非常にバラエティに富んだ情報の数々を1つの画面で確認することができます。
その中でもひと際目を引く位置に配置されているのが、選手のポジションと能力値の情報です。
今回は最も基本的で、かつ非常に重要な「ポジション」と「能力値」の2つの要素を中心に以下のことに注目してみたいと思います。
- ポジションと役割の各サークルの色と大きさが表す意味の違い
- 画面上で確認できない能力値
- 現在の能力と潜在能力の本当の意味ついて
まずは選手のポジションと各役割の適応度に関して見ていきましょう!
同じサークルでも意味が違う?~ポジションと役割~
Football Managerでは合計14の「ポジション」が存在しています。
各ポジションにはいくつかの「役割とタスク」があり、これらを組み合わせることで自分だけの戦術を組み立てることができます。
選手のプロフィール画面では、プレイできる「ポジション」の評価と向いている「役割とタスク」の適性度を確認することができます。
どちらも同じ様にサークルの色と大きさによって評価をされていますが、少し意味合いが異なるため注意が必要です。
選手のポジションに対する評価とはなにか
プロフィール写真のすぐ下にサッカーピッチを表した図が確認できると思います。
このピッチ上にサークルが表示されているポジションは、その選手がプレイできるポジションです。
また各サークルの色と大きさは、あるポジションで出場した際のプレイの質の高さを表しています。
ゲーム内では以下の様に6段階で評価されていますが、実際には他の能力値と同様に1~20までの数値で評価されています。※カッコ内はその数値です。
- 天性(19-20)=一番自然に選手の能力を発揮できるベストポジション
- 熟達(13-17)=天性のポジションに比べるとプレイの質が若干劣るが、高いレベルでプレイできるポジション
- 適任(10-12)=十分な経験と能力を持っていて、周りから問題ないと認められるレベルでプレイできるポジション
- やや難あり(6-8)=専門外ではあるが、短い時間であれば最低限のプレイができるポジション
- 難あり(1-5)=短い時間であっても、最低限のプレイすら危ういポジション
- 不向き=このポジションはプレイできない。プレイの質を語る以前の問題。
1-20までの数値が低くなるにつれ、そのポジションでのポジショニングや様々な状況判断が悪くなります。
そのため、もしある選手を「難あり」以下のポジションで出場させた場合、その選手が試合の敗因となる可能性があります。
基本的には熟達か天性のポジションでプレイさせることをおすすめします。
フォーメーションを組む際に、1つの情報として参考にしてみましょう!

役割とタスクへの評価はおすすめ度
続いて役割とタスクについて見ていきましょう!
まず先ほどのピッチ上に表示されるポジションを選択してみると、各ポジション内で選手に割り当てられる「役割とタスク」がすぐ下に表示されます。
ここで注目してもらいたいのは、違う役割を選択した時にハイライトで表示される能力値が変わるということです。
これは選手がある「役割とタスク」でプレイする際に、各役割に割り当てられた指示をこなすために重要になる能力値になります。
この能力値と選手の利き足を考慮して、選手がその「役割とタスク」にどのくらい適しているのかを示したものがサークル内の色と大きさです。
ただしこの適性度はあくまでも、「現在の選手の能力でおすすめの役割をどれか?」を知るためのサポートツールのようなもので、ポジションとは違い適性度が低いからといって試合中にポジショニングや状況判断に悪影響がでることはありません。
もちろん適性度の高い役割の方が選手の能力を生かすことができますが、あくまでもチーム戦術・フォーメーションを最優先で設定しましょう。
※この選手は左右どちらでも攻撃的MFとして自然にプレイできます。ただしそれぞれの足の精度が異なるため、先ほどの画像と比べると同じ役割でも適正度が異なることがわかります。
プロフィール画面で確認できない能力値とは?
「ポジション」「役割とタスク」のすぐ横には「スキル」「メンタル」「フィジカル」に分類された合計36の能力値が並んでいます。
全ての能力値は1~20までの数値が割り当てられており、選手が23~5歳になるまでに大きく成長を見せた後は30代前後から少しずつ劣化していきます。
試合中は状況ごとに必要となる能力値が作用し合うことで、各プレイの質が決まります。
例えばパスの能力値が高い選手はより正確なパスを供給することができますが、効果的なパスの出しどころ見つけるためには「視野」が必要となり、味方選手の受け取りやすいパスを出すためには「テクニック」が必要です。
またパスの受け手が「オフザボール」の能力に優れていても、「ファーストタッチ」が低ければボールを上手くコントロールできずアドバンテージを生かしきることができません。
各能力値が独立しているわけではなく、状況ごとにそれぞれの能力値が影響し合うということが重要な点です!
また以前も触れた通り、Football Manager内にはエディターを使用しないと確認できない隠された能力値があります。
画面上で表示される能力値だけでなく、これらの能力値も試合中の選手のパフォーマンスに大きく影響するので注意が必要です。
今回はこの隠された能力値にスポットライトを当ててみましょう!
隠された能力値を知る
まず全ての「隠された能力値」は、長所や短所として認識されていればコーチやスカウトからのレポート上で確認することができます。
レポートには具体的な数値の記載はありませんが、実際には他の能力値と同様に1~20までの数値が割り当てられています。
どの能力値も試合中のみならず、ピッチの外でも選手の行動に影響を及ぼす非常に重要な能力値ばかりです。
そのため選手の獲得を考えている際には、レポートの完成度を100%にした上でこれらの能力が短所になっていないか確認をしましょう!
以下はそれぞれの能力値の意味の説明になります。
環境適応
新しい環境へどのくらい早く適応できるのかを示した能力値です。
この能力が高い選手は、新しい環境で時間をかけることなく自身の持つ能力を発揮することができます。
安定度
長いシーズンの中で、どれだけ安定した活躍を見せることができるかを示した能力値です。
この能力値が低い選手は、好不調の波が大きいため、起用し辛い選手だといえるでしょう。
ただし、この能力値が影響を与えるのは「スキル」「メンタル」に分類される能力で「フィジカル」能力が影響を受けることはありません。
多様性
プレイ経験の少ないポジションや適性の低い役割で、どのくらい質の高いプレイを見せられるかに影響する能力です。
この能力値が高い選手は、新しいポジションに挑戦する際に短期間でプレイの質を上げることができます。
シーズン中にあるポジションの選手全員が離脱している時や、ポジションをコンバートさせたい時に確認すべき能力値です。
重要な試合
ローカルダービーやカップ戦決勝などの注目を集める試合で、選手がどれだけいいパフォーマンスを見せることができるかを示した能力値です。
特にCL・ELの様な大きな大会に定期的に出場するようなクラブを指揮する際には、レポート上にこの能力に関する記載がないか注意を払ったほうがいいかもしれません。
狡猾さ
コーチングレポートでは「負けず嫌い」という項目で確認ができる能力値です。
この能力値が高い選手は、度々ルールを破る傾向があります。
こういった選手は試合中によりカードをもらう機会が多くなるため、チームにとって不利な状況を作り出す要因になる可能性があります。
ケガのしやすさ
ケガへの耐性を示した能力値です。
この能力が高い選手は、ケガによる離脱がより頻繁になるでしょう。
最も重要な隠された能力値の内の1つです。
現在の能力と潜在能力の本当の意味を知る
続いてプロフィール画面上では、5つの星で評価されている「現在の能力」と「潜在能力」に関して説明をしていきます。
以前の記事でも取り上げましたが、この星の評価はコーチやスカウトが所属チームの選手と比べた時の相対評価です。
そのため以下のような要素に大きく影響を受け、星の数は頻繁に変化します。
- コーチやスカウトの「選手の能力判定/潜在能力判定」能力値。
ある選手のレポートの作成者を別のコーチへと変更すると、同じ日付であっても評価が異なることがわかります。
※特に若手選手の潜在能力は影響が顕著なので、正確な潜在能力を知りたい場合は「潜在能力判定」能力が高いコーチのレポートを確認しましょう。 - 選手の最近のフォーム。
試合で活躍を続ける選手は、実際の能力に例え変化がなかったとしてもコーチからの評価が上がります。
星の数が多くなったからと言って、実際に選手のポテンシャルが上がることはありません。
- チームのスカッド全体の質。
自分のチームで最高評価を受けている選手を他クラブに移籍させた場合には、選手が移籍した時点で他の選手の評価が自動的に上昇します。
ここまで説明してきたゲーム内で確認できる「現在の能力」と「潜在能力」は、「Perceived Current Ability」「Perceived Potential Ability」と呼ばれています。
意味としては、コーチやスカウトから見た選手の現在の能力・潜在能力といったところです。
ただし実際には各選手の「現在の能力」と「潜在能力」は0~200で数値化されており、「Current Ability/CA」と「Potential Ability/PA」と呼ばれ、スカウトやコーチが行う選手の評価とは別の位置づけがされています。
この数値を知るためにはエディターを使用するしかありませんが、選手の能力を絶対評価で知るための唯一の指標なので、どういったものか確認しておきましょう!
現在の能力/Current Abilityと潜在能力/Potential Ability
まず「現在の能力/CA」とは、今まで説明してきた「ポジション」「能力値」に「逆足の精度の高さ」を加えた3つの要素から導き出される数値です。
例えばある選手のある能力値が1ポイント上昇したとします。
するとその選手の「現在の能力/CA」もまた上昇することになります。
ただし能力値が1ポイント上がったからと言って、「現在の能力/CA」もまた1ポイント上昇するわけではありません。
その能力値がポジションに重要なものか否かで「現在の能力/CA」の上昇率は大きく変わります。
基本的に各ポジションの「役割とタスク」を選択した際にハイライト表示される能力値は「現在の能力/CA」をより大きく上昇させますが、重要でない能力値が1ポイント上昇した際には、0.2~0.5ポイント程度しか上昇しません。
以下の画像はハイライト表示されている「クロス」を13から14に変更したものと、ハイライト表示されていない「決定力」を12から13へ変更したものです。
「クロス」を変更した場合は、「利き足」の上に表示されているRCAという値(ここでは現在の能力/CAと同じものだと思ってください)が元の133から134へと上昇していますが、「決定力」を変更した場合のRCAには変化がないことがわかります。
※週末ジレンマさんのブログに、各能力値が「現在の能力/CA」にどの程度影響を与えるかを分かりやすく解説した記事があります。
下のリンクからぜひチェックしてみてください!
Football Manager の調べ物をするブログ…
プロフィール画面上では確認できませんが、「逆足の精度の高さ」も1~20の数値で評価されており、利き足の数値は20で固定されています。
※もし同ポジション・似たような能力値なのにコーチやスカウトからの星評価に大きな差があるのは、「最近のフォーム」または隠されている「逆足の精度」の値の影響があるからです。
- 36の能力値の合計+逆足の精度=現在の能力/CA
- ただし各能力値が1ポイント上昇した際の「現在の能力/CA」上昇値は、ポジションに重要な能力かそうでないかで大きく変化します。
では選手の「潜在能力/PA」は一体なにか?というと、「現在の能力/CA」が選手キャリア内で達し得る最大値のことです。※PAはキャリアを通じて変動することはありません。
つまりCAがPAと同じ数値になった時点で、選手の各能力値と逆足の精度の成長は止まります。
また「潜在能力/PA – 現在の能力/CA=選手に残された成長の余地」となりますが、選手のプレイ時間やトレーニング環境が十分でない場合には、潜在能力/PA(能力の最大値)まで達しないことが多々あるため注意しましょう!
そのためすでに両足の精度が非常に高い選手の場合、他の「スキル」「メンタル」「フィジカル」能力値が成長する分の余地があまり残されていないとも言えます。
個人トレーニングから逆足の精度の向上を指示できますが、上記のことも頭に入れておきましょう!
Negative Potential Abilityとは
基本的にFootball Manager内に登場する実名選手たちには、すでに決まった「現在の能力/CA」と「潜在能力/PA」が割り当てられています。
ただし一部の21歳以下の若手選手に関しては、「潜在能力/PA」がゲームを開始した段階で決められるように設定されています。
これは完全にランダムで0~200の数値が割り当てられるわけではなく、「Negative Potential Ability」というルールの範囲内で決定されます。
NPA | 潜在能力/PA | NPA | 潜在能力/PA | NPA | 潜在能力/PA | NPA | 潜在能力/PA | NPA | 潜在能力/PA |
-10 | 170~200 | -8 | 130~160 | -6 | 90~120 | -4 | 50~80 | -2 | 10~40 |
-95 | 160~190 | -75 | 120~150 | -55 | 80~110 | -35 | 40~70 | -15 | 0~30 |
-9 | 150~180 | -7 | 110~140 | -5 | 70~100 | -3 | 30~60 | -1 | 0~20 |
-85 | 140~170 | -65 | 100~130 | -45 | 60~90 | -25 | 20~50 |
まず各若手選手には-1~-10までの19段階に分けられた「Negative Potential Ability」がデフォルトで割り当てられています。
割り当てられたNPAには、ある程度の範囲内で潜在能力/PAが設定されており、その範囲内の数値がゲーム開始時に自動的に選ばれます。
つまり選手の「Negative Potential Ability」が-8だった場合は、ゲーム開始時に決まるその選手の潜在能力/PAは130~160の間の値ということになります。
ちなみにこのケースの場合、トップレベルで戦えるCA150を超えることもあれば、平凡な選手でキャリアを終えることがあるということです。
各選手の「Negative Potential Ability」はどのセーブデータでも共通しているため、範囲外の潜在能力/PAの値が割り当てられるということはありません。
データ毎にPAが異なることがわかります。※上の画像=PA162、下の画像=PA153


このルールはFootball Managerにより現実味を加えるために設定されているものです。
この他にもまだあまり有名でない選手の能力値は、ゲーム開始時にランダムで設定されるものもあります。
特に知っているからどうだということはありませんが、セーブデータごとに若手選手の成長最大値やゲーム開始時点の現在の能力が異なることだけでも覚えておきましょう!
まとめ
- プロフィール画面上で確認できるポジションのサークルは、選手のプレイできる場所です。
サークルの色と大きさは、そのポジションでどのレベルのプレイができるかの評価を示しています。
評価の低いポジションでは、選手が本来の力を発揮できないため注意が必要です。 - 各役割とタスクのサークルは、選手の能力値と利き足を元に、どれだけその役割に適しているかを示しています。
ポジションと違い評価の低い役割でプレイさせても、それほど大きなデメリットはありません。 - 各選手は隠された能力値を持っています。
全ての能力値がシーズンを通して影響が大きい重要なものばかりです。 - Football Manager内では選手の能力値と逆足の精度をもとに選手が0~200の値で評価されています。
ゲーム内でこの選手評価を知るための方法は、コーチ・スカウトの5つ星・10段階評価のみです。またあくまでも相対評価であり、チーム内での選手の立ち位置しか確認できません。
みなさんいかがでしたか?
Football Managerをプレイする際に基本となる情報から、エディターを使用しないとわからないディープ?な情報まで幅広く紹介できたのではないかと思います。
現在の能力/CAの説明がうまくできているか不安ですが、少しでもみなさんの理解の助けになれば嬉しいです!
検証シリーズも少しずつ進んでいるので、そろそろ記事にできたらと思っています!
今回もご覧いただきありがとうございました!