ゴールを決めるために重要な能力値はどれだ!?Football Managerを検証してみた~後編~

みなさんこんにちは!

前回の記事で行った検証では、得点が求められるSTポジションの選手に重要な能力はフィジカルエリアに属していることが分かりました。シュートを枠内に放つ技術力よりも、シュートに持ち込むまでの動きが重要だということですね。

今回はこのエリアに分類される全ての能力に対してシミュレーション/順位付けを行うことで、ゴールスコアラーのパフォーマンスに最も影響を与える能力を明らかにしていきます。

※前回の検証結果については、以下の記事をご覧ください。

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※ゲーム内で本来確認することができない要素を取り扱います。また各記事内で紹介する数値・考察が正しいとは限りません。ご注意ください

得点数に最も影響を与える能力は「Pace/スピード」という結果に‼

前回と全く同じデータベースを使用していますが、選手の能力に関しては以下の画像の様に、検証対象となる能力以外は15から10へと変更しています。

また順位付けを行う上で必要となるデータは、各能力28チーム/合計224チーム分の年間スタッツが基になっています。

能力値例

検証の対象となる能力をCA値の上昇幅(ウェイティング)が大きい順に並べると、「Acceleration/加速力」>「Pace/スピード」>「Agility/敏捷性」=「Stamina/スタミナ」=「Strength/強靭さ 」>「Jumping Reach/ジャンプ到達点」>「Balance/バランス」>「Natural Fitness /健康さ」となります。もしCA値の上昇幅がダイレクトに選手成績に影響するのであれば、検証結果がこの並びと全く同じになるはずですが、果たしてどのような結果が得られるのでしょうか?

ゴールを決める上で重要となる能力値エリア – 検証結果

加速力

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
14.21 12.57 2.31 14.25 89.91 2.35 0.77 0.76 6.82 0.285 0.31 10.74

敏捷性

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
10.82 11.26 2.17 14.46 89.72 2.21 0.75 0.68 6.21 0.203 0.28 10.69

バランス

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
11.14 11.26 2.20 14.25 89.40 2.53 0.70 0.61 5.64 0.301 0.29 10.77

ジャンプ到達点

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
12.50 11.41 2.62 15.17 88.21 2.64 0.79 0.57 5.07 0.218 0.27 10.68

健康さ

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
11.32 10.29 1.99 13.92 91.20 1.75 0.72 0.59 4.21 0.231 0.30 10.65

スピード

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
14.42 12.83 2.42 14.46 89.44 2.60 0.89 0.86 7.25 0.265 0.29 10.75

スタミナ

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
10.75 10.60 2.05 13.97 90.10 2.10 0.74 0.60 5.89 0.281 0.25 10.68

強靭さ

ゴール xG シュート/90分 パス/90分 パス成功率 アシスト キーパス/90分 クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 走行距離/90分
12.67 11.21 2.18 14.81 89.88 2.71 0.80 0.65 4.67 0.244 0.28 10.66

「足の速さ」こそがゴールスコアラーに最も重要となる能力

以上の検証結果を基に、ゴール数/xGが高い順に能力値を並べると以下の様になります。

順位 ゴール xG
1 Pace/スピード Pace/スピード
2 Acceleration/加速力 Acceleration/加速力
3 Strength/強靭さ Jumping Reach/ジャンプ到達点
4 Jumping Reach/ジャンプ到達点 Agility/敏捷性
5 Natural Fitness/健康さ Balanced/バランス
6 Balanced/バランス Strength/強靭さ
7 Agility/敏捷性 Stamina/スタミナ
8 Stamina/スタミナ Natural Fitness/健康さ

どちらの項目でも選手の足の速さに直接影響を与える「Pace/スピード」「Acceleration/加速力」が、他の能力を圧倒していることがわかります。

特にスピード能力は全てのスタッツにおいて優秀な数値を記録していることから、STポジションの選手の成績に最も影響を与える能力だと言えるでしょう

この2つ能力は、ドリブル成功数においても優秀な成績を残しています。前回の検証でフィジカル能力値を高く設定した選手が、最も多くドリブルを成功させていたことから(スキル/6.07回、メンタル/5.07回、フィジカル/12.46回)、「スピード/加速力」能力は、得点数のみならずドリブルを成功させる上でも最重要能力だと考えられます。

戦術次第ではスピード能力よりも重要性が高くなる「ジャンプ力」

※この項目で取り扱う空中戦勝利数は、「Jumping Reach/ジャンプ到達点」だけではなく選手の身長による影響を大きく受けます。今回はデータベース上の選手すべてを187cmに統一しているため影響はありませんが、通常の環境でプレイした際には今回の検証内容と全く異なる結果が得られる可能性があります。

続いて注目すべき能力は、スピード/加速力に次いで優秀な成績を残した「Jumping Reach/ジャンプ到達点」です。

今回の検証項目には含んでいませんが、この能力を高く設定した選手は他と比較して、1試合平均で1.5回ほど多く空中戦を制しています。さらに最多となるシュート本数を記録する一方でxG値が低いことから、ヘディングによるシュートを試行する回数が多かったと推測できます。※ヘディングよりも足でのシュートの方がxGは高くなる。

そのため質が高いヘディングシュートを可能とさせる「Heading/ヘディング」「Strength/強靭さ」能力が優秀で身長が高い選手は、例えスピード能力に劣っていたとしても攻撃の中心としてチームに貢献することができるでしょう。

STポジションの選手の高さを活かす戦術を使用するならば、「Overlap/オーバーラップ」や「Hit Early Cross/アーリークロス」「Floated Cross/高いクロスを入れろ」をチーム全体に割り当てたり、サイドの選手にクロス内容や供給先に関わる指示を出すことで、ヘディングでシュートを放つ機会を増やすことが重要となります。全体の設定次第では、ポーチャーやアドバンスドFWを組み込んだ戦術よりも多くの得点を期待できるかもしれません。
※チーム戦術に関しては以下の記事で詳しく説明しています。
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その他能力に関する考察

逆に得点への影響力が小さい能力は、選手の体調面に影響する「Stamina/スタミナ」「Natural Fitness/健康さ」です。

どちらも長いシーズンを乗り切るために非常に重要な能力ですが、ある程度の水準でプレイできる選手が同ポジションに複数在籍している場合そのアドバンテージは少なくなるため、基本的にSTポジションの選手を選択/スカウトする際に優先すべき能力ではないと言えます。

また「Agility/敏捷性」「Balanced/バランス」は突出した成績を残していないことから、STポジションにおいては裏への抜け出しやドリブル/ジャンプ力の質を底上げするための補助的な能力であると言えるでしょう。
「Strength/強靭さ」はボディコンタクト時の身体の強さを示す能力で、3番目に高い得点数を記録しています。パス/アシスト本数が多いことから、STポジションの選手に得点だけではなく味方選手のサポートを求める場合には特に重要性が高い能力です。

まとめ

  • STポジションの選手に得点を求める場合、最も優先するべき能力は足の速さに関わる「Pace/スピード」「Acceleration/加速力」。「Jumping Reach/ジャンプ到達点」が高い選手も、シーズン中に活躍できる可能性が高い。
  • 「Agility/敏捷性」「Balanced/バランス」は各プレイの質を底上げする補助的な能力のため、選手の成績に直接大きな影響は与えることはない。
  • 「Strength/強靭さ」もまた各能力を補助する意味合いが強いものの、敏捷性・バランス能力と比較してその重要性は高いと言える。

みなさんいかがでしたか?

検証から得られた結果とCA値の並びは、共通する部分があるものの全く同じではありませんでした。各能力がマッチエンジン内でより複雑に評価され、その結果がプレイに表れている裏付けとなったのではないでしょうか。

今回の記事では「得点」に焦点を当てて検証を行いましたが、次回以降も様々なポジション・プレイを対象に各能力の影響力を明らかにしていきます。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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