ローミングPMを組み込んだ戦術の紹介~ゼロトップ型4-3-3-0-DM-Wide リヴァプール編~

みなさんこんにちは!

今回はリヴァプールを使用して「Roaming Playmaker(RPM)/ローミングPM」を使用した戦術を紹介していきます。必ず結果が得られる戦術ではない点、ご了承ください。

※ローミングPMについては、以下の記事で他のDMプレイメーカーと比較しています。

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1シーズン平均94得点、27失点。ポストプレーやゼロトップを取り入れた「バーティカル・ティキタカ」スタイル

リヴァプールを使用する際に、主にローミングPMとして起用することになる選手はファビーニョです。

以前の記事で紹介した通り、ローミングPMでプレイする選手にはパス・テクニック能力はもちろんのこと、広いエリアをカバーするために必要な豊富な運動量・高いフィジカル能力など数多くの能力が求められます。

そのすべての能力において非常に高い水準を誇り、「Likes To Switch Ball To Wide Area/中央エリアからサイドに向けて斜め方向のパスを供給する」特性の影響でマネやサラーへ後方からボールを供給する頻度が高くなるファビーニョは、ローミングPMに非常に適した選手と言えます。

ファビーニョ

今回はこの役割の特徴であるショートパス中心のプレイ・球離れの良さを活かすことができるティキ・タカを基に、ポストプレーやチーム指示の1つであるアンダーラップを効果的に利用する攻撃的な戦術を組み立てました。

フォーメーションについて

※後述しますが、AMRL・MCRLの役割に関しては3通りの組み合わせがあります。以下の画像はその中から1つをピックアップしたものです。

フォーメーション

今回採用したフォーメーションは、4-3-3-0-DM-Wideです

以下の理由から、STではなく1列低いAMCを使用しています。

  • 相手チームのDM・DCをSTよりも深い位置まで引き付けることができるため、AMRLがスペースに飛び込みやすい状況をさらに作り出すことができます。
  • 中盤の組み立てに加わることで、「Mezzala/メッツァーラ」「Box to Box Midfielder(B2B)/ボックストゥボックスMF」が前へと抜け出すきっかけを頻繁に作り出すことができます。
  • STからAMCにポジションを落とすことで、ボールを呼び込みやすい「Advanced Playmaker(AP)/アドバンストPM」をフォーメーションに組み込むことができます。結果的にチーム全体への指示の影響で増加する中央に向けてのパスをAMCに集中させることができるため、AMRLや中盤の選手がチャンネルに飛び込みやすくなり、AMCからラストパスを供給するポストプレーの流れを作り出すことができます。
リヴァプールの場合STポジションのみを専門とする選手がいないため、ゼロトップ型のフォーメーションを使用しても全ての選手に出場機会があります。

※これらのチャンネル・スペースを利用したプレイに関しては、以下の記事で詳しく取り扱っています。

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攻撃パターン例1

以下の画像では、STよりも低い位置でプレイするAMCの動きを利用した攻撃の流れを確認することができます。※相手チームのフォーメーションは5-2-3です。

まずDLでプレイするロバートソンが6番(RPM)へとパスを出します。この時点ですでに9番(AP)は、中盤のサポートのために低い位置に降りる動きをみせています。

その後6番は、ボールを受けに来た9番にパスを出します。

パターン1

パターン2

ボールを受け取った9番は相手のマークから完全に外れている5番(B2B)にパスを出します。この時9番が他の選手よりも低い位置にいる分、マークについている相手チームのDCがつり出されていることが分かります。

さらにボールを受け取った5番に対して相手チームのDCLがプレスをかけに来るため、ディフェンスラインが内側に反る状態となり11番が斜め前方に向けて走りこみやすい状況を作り出すことに成功しています。

パターン3

パターン4

結果的に5番が出したスルーパスを11番がフリーで受け取り、キーパーとの1対1を制して得点に繋がります。

パターン5

メンタリティについて

前へとボールを運ぶ推進力を高めるために、ポジティブを採用しています

チーム全体への指示

プリセットの1つであるバーティカル・ティキ・タカを基にしています。

ポゼッション時の指示

ポゼッション指示

※各指示の詳細は以下の記事で説明しています。

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Passing Directness/パスの長さ&Tempo/テンポ

速いテンポでショートパスを中心に攻撃を組み立てるように指示を出しています

Pass Into Space/スペースへのパス

「Take More Risk/もっとリスクを負え」が割り当てられている役割の数や、使用しているメンタリティ・チーム指示を考慮すると、すでに各選手の積極性・創造性のレベルは高い状態にあると言えます。そのため、リスクが高いパスの供給を各選手に促すこの指示は不要と判断し割り当てていません

Focus Play/重視するエリア

先述した攻撃の流れを作り出すために、中央のエリアを重視するように指示を出しています

この指示の影響で中盤の底でプレイするファビーニョにボールが集まりやすくなる点も大きなポイントです。特性の影響でAMRLに向けてロングパスを出す頻度が多くなるため、アンダーラップを使用する機会が自然と増加します。
Under Lap/アンダーラップ

この指示をチーム全体に割り当てると、サイドでプレイする選手に対してボールを保持して内側から追い越す選手を待つように促すことができます。主に対象は中盤の選手となるため、高い位置でプレイする攻撃的な役割よりも若干遅いタイミングで走りこんでくるサポートの役割を使用している際に効果的な指示となります。

今回はMCRLに「Mezzala/メッツァーラ+サポート」「Box to Box Midfielder/ボックストゥボックスMF」を使用しているため、どちらのサイドにもこの指示を割り当てています

FB/WGに「Inverted Wing Back/インバーテッドWB」を使用している際にも効果的な指示です。次回の記事でこのポジションの役割の分析を行った後、アンダーラップを使用した戦術と合わせて取り扱います。
UnderLap/アンダーラップの頻度を増加させるための指示

アンダーラップの頻度を増やすためには、以下の役割・指示を使用して各選手がドリブルやアーリークロスよりもパスを選択するように誘導する必要があります。

  • 「Dribble Less/ドリブルをもっと控えろ」「Cross Less/クロスをもっと減らせ」指示を割り当てることができる「Wide Target Man/ワイドターゲットマン」「Raumdeuter/ラウムドイーター」「Advanced Playmaker/アドバンストPM」からAMRLの役割を選択する。
  • 「Work Ball Into Box/エリア内に持ち込め」「Dribble Less/ドリブルをもっと控えろ」をチーム全体へと割り当てる。

今回はこれらの中から所属する選手の適性に合致する「Raumdeuter/ラウムドイーター」と、メンタリティの影響で増加するシュート数を抑えることもできる「Work Ball Into Box/エリア内に持ち込め」を戦術に取り込んでいます
上記した指示以外でアンダーラップ頻度を上げるために重要な個人指示は、ボールを保持して味方のサポートを待つように促す「Hold Up Ball/ボールを持て」です。紹介した3つの役割すべてに割り当てることができるため、今回選択した「Raumdeuter/ラウムドイーター」に対してこの指示を出しています。
Run At Defence/ドリブルでDFを抜け

前回の戦術では遅いテンポを採用していたこともあり、各選手にドリブルを促すことができるこの指示を効果的に使用することができました。ただし今回は速いテンポとアンダーラップを戦術に取り入れていることから、この指示は不必要と判断し割り当てていません

※前回紹介したレジスタを使用した戦術は、以下の記事で取り扱っています。

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Be More Expressive/もっと自分を出せ

リヴァプールに在籍する選手の多くは、非常に優秀な「Anticipation/予測力」「Off the Ball/オフ・ザ・ボール」「Teamwork/チームワーク」「Work Rate/運動量」能力を保持しています。そのため守備に関しては積極的なプレス、攻撃においては頻繁にポジションを入れ替えながら攻め上がる流動的な攻撃を効果的に戦術に組み込むことができます。

そこで今回はチーム全体の攻撃時の動きにさらなる流動性を加えるために、DF以外の選手すべてに「Roam From Position/ポジションを離れていい」を割り当てた上で「Be More Expressive/もっと自分を出せ」指示を出しています

トランジション時&非ポゼッション時の指示

トランジション指示

非ポゼッション時指示

※各指示の詳細は以下の記事で説明しています。

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When Possession Has Been Lost/ポゼッションを失った時

非ポゼッション時の指示に関しては、前回使用した設定から変更はありません。つまり非常にリスクが高い守備戦術を採用しているということになります。そのため「Re-Group/立て直せ」を割り当てることで、一度陣形を立て直してからプレスをかけるように指示を出しています

ゼロトップ型のフォーメーションを使用する際には、エンゲージラインがAMC/AMRLの高さまで下がることに注意しましょう。この影響で各選手がプレスをかけに行くタイミングが通常よりも遅くなります。
When Possession Has Been Won/ポゼッションを得た時

今回はローミングPMの球離れの良さやオフ・ザ・ボール時の動きを利用するために、相手の守備陣形が整う前に攻め込むことができる「Counter/カウンター」の指示を出しています

各選手の役割と個人指示

リヴァプールに所属するレギュラークラスの選手たちは、どの選手でも攻撃の軸になり得る素晴らしい能力を保有しています。そのため今回はAMRL・MCRLの役割を固定せずに、以下3つの組み合わせからその都度適切なものを選択する形を採用しました。

  1. 1つ目の組み合わせはアンダーラップを効果的に使用するために、AMRLどちらのサイドにも「Raumdeuter/ラウムドイーター」を配置したフォーメーションです。ドリブルで内側に切り込む頻度は減少しますが、中盤の選手と連携した攻撃の頻度を増やすことができます。この時MCRLの役割には、プレイエリアが被らず攻守両面で活躍できる「Box to Box Midfielder/ボックストゥボックスMF」を配置しています。
  2. 2つ目の組み合わせはマネやサラーのドリブル能力を活かすために、AMRLどちらのサイドにも「Inside Forward/インサイドFW+アタック」を配置したフォーメーションです。この役割には「Sit Narrower/中央へ絞れ」が割り当てられていないため、中盤で最も攻撃的な役割である「Mezzala/メッツァーラ」と同時に起用してもプレイエリアが被ることはありません。チーム全体でより攻撃に重きを置くスタイルを採用する場合に、効果的な組み合わせと言えます。
  3. 3つ目の組み合わせは「Raumdeuter/ラウムドイーター」と「Inside Forward/インサイドFW+アタック」を各サイドに配置したフォーメーションです。「Raumdeuter/ラウムドイーター」側には「Box to Box Midfielder/ボックストゥボックスMF」を、「Inside Forward/インサイドFW+アタック」側には「Mezzala/メッツァーラ」を配置しています。
「Sit Narrower/中央へ絞れ」が割り当てられたAMRLポジションの役割と、「Stay Wider/サイドに残れ」が割り当てられた中盤の攻撃的な役割を同時に使用した場合、プレイするエリアが被る状況が多くなります。

AMC

今回の戦術の中で最も重要な役割を担うAMCには、「Advanced Playmaker(AP)/アドバンストPM+アタック」を配置しています。

このポジションで主にプレイするフィルミーノは、この戦術をより効果的にするために必要な以下2つの特性を保有しています。

1つ目は「Comes deep to get ball/ボールを受けに下がる」特性です。この特性を持つ選手は深い位置に下がってボールを受けに来る傾向が強いため、先述した相手チームのDCをつり出す頻度を高めることができます。

2つ目は「Likes Ball Played Into Feet/足元にボールをもらうのを好む」特性です。この特性を持つ選手に対しては、スペースに向けたリスクが高いパスではなく足元への安定したパスが供給される頻度が高くなります。そのため、チーム指示や割り当てた役割の影響で増加するAMCへのパスの成功率が自然と高くなる傾向にあります。

これらの特性に「Hold Up Ball/ボールを持て」指示を加えることで、味方からの足元へのパスを受け取った後、中盤やAMRLの選手が高い位置まで上がるのを待ってパスを供給するポストプレーの頻度を高めることができます

フィルミーノ以外にもワイナルダムやシャキリなど、APへの役割適正がある程度高く「Likes Ball Played Into Feet/足元にボールをもらうのを好む」特性を持っている選手が在籍しているため、起用する選手ごとに戦術や役割を変更する必要はありません。
※AMCの選手への個人指示 この役割は他の役割が飛び込むチャンネルの幅を広げるために、基本的に中央のスペースでプレイする必要があります。そのため「Move Into Channel/スペースに飛び込め」を割り当てる必要はありません。
amc指示
攻撃パターン例2

以下の画像では、フィルミーノがボールを保持する間に他の選手が前のスペースに走りこむ攻撃の流れが確認できます。※相手チームのフォーメーションは4-3-3です。

場面は3番(RPM)がボールを受けに来た14番(B2B)にパスを出すところから始まります。その後14番はフリーになっている9番(AP)に向けてパスを出します。

ポストプレー1

ポストプレー2

ボールを受けた9番は、AMRL・MCRLでプレイする選手が適切な位置まで上がるのを待ってから11番(RMD)にパスを出します。

フリーで受け取った11番がキーパーとの1対1を制して得点に繋がります。

ポストプレー3

ポストプレー4

ポストプレー5

AMRL

AMRLで使用することになる役割は「Raumdeuter/ラウムドイーター」、または「Inside Forward/インサイドFW+アタック」です。

ラウムドイーターは常にピッチ上を自由に彷徨い利用できるスペースを探し続ける役割です。割り当てられている個人指示からも分かるように、チャンネルに飛び込む頻度が非常に高くなります。今回の様に中央の選手を起点として、各選手がスペースを狙う攻撃パターンを戦術に組み込む際には非常に効果的な役割です。
主にこのポジションでプレイするマネとサラーは、能力値バランスや保有する「Cuts inside from~/~サイドから内側に切り込む」「Runs With The Ball More Often/頻繁にドリブルする」特性を考慮すると、基本的にはサイドから中央に向けて切り込んでくるインサイドFWやインバーテッドFWが適した役割と言えます。
ただしどちらの選手も適切なタイミングでスペースに飛び込むために必要な判断力やオフ・ザ・ボール能力が非常に優れているため、ラウムドイーターとしても十分にプレイすることができるでしょう。特にマネは「Moves into channels/スペースに飛び込む」特性を持つことから、この役割の特徴であるチャンネルに飛び込む動きを積極的に見せます。
もしラウムドイーターとインサイドFWを同時に使用するのであれば、上記の理由からマネがプレイするAMLにラウムドイーターを配置した方が効果的になるはずです。
※AMRL(ラウムドイーター)の選手への個人指示 「Take More Risk/もっとリスクを負え」指示を追加で割り当てています。
aml指示

※AMRL(インサイドFW)の選手への個人指示 ラウムドイーターと同じように「Hold Up Ball/ボールを持て」指示を出しています。

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マンマーク指示について

今回はサイドの選手にマンマーク指示を出しています。

本来は中盤の選手のプレスをさらに強めてボールをサイドに誘導し、マークを強めているサイドでインターセプトという流れを作りたいのですが、MCRLで使用している役割は特別積極的にプレスをかけに行く役割ではないため、今回の守備戦術は中途半端な形になっています。

相手チームのフォーメーションや能力次第では効果的ではなくなるため、適宜変更が必要となります。

MCRL

このポジションでプレイする選手の主な役割は、基本的にRPMからAPにボールを渡すまでの中継役となりますが、アンダーラップやAMCを中心としたポストプレーの際には前への積極的な動きを見せる必要があります。

そのためAMRLと深い連携が望める「Mezzala/メッツァーラ+サポート」と、攻守両面でバランスよく活躍できる「Box to Box Midfielder/ボックストゥボックスMF」を選択しています。

どの選手も各役割に対して適性があるため選手起用に悩むことはありませんが、ナビ・ケイタとチアゴに関しては「Plays One-Twos/ワンツーパスを出す」特性を持つため、AMCにパスを出した後に前へと動き出す頻度が非常に高くなります。今回戦術に取り入れているポストプレーと非常に相性が良い特性のため、積極的に起用したい選手です。

「Plays One-Twos/ワンツーパスを出す」は、パスを出した後の動きに影響する特性です。「Likes Ball Played Into Feet/足元にボールをもらうのを好む」特性を持つ選手と組み合わせることで、ワンツーパスの頻度を高めることができます。※チーム全体に「Pass Into Space/スペースへのパス」/対象の選手に「Take More Risk/もっとリスクを負え」指示を出すと足元へのパスの頻度が下がるため、この特性を活かすことができません。
※MCRL(メッツァーラ)の選手への個人指示
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※MCRL(ボックストゥボックスMF)の選手への個人指示 AMCがボールを保持している際にチャンネルに向かって走りこませたいため、「Get Further Forward/もっと前に出ろ」「Moves into channels/スペースに飛び込め」を割り当てています。

mcl指示

DM

DMで使用することになる役割は「Roaming Playmaker/ローミングPM」です。

基本的にショートパスを中心に攻撃時のテンポをコントロールする役目を担いますが、ファビーニョが持つ優れた能力値と役割の特徴から守備への貢献も大きくなります。

ただしこのポジションでプレイするもう一人の選手であるチアゴは、プレイメーカーとして素晴らしい能力を持つ一方で、守備への献身性に関してファビーニョほどのパフォーマンスを期待できません。そのためこの選手を起用する場合は、より低い位置でプレイする「Deep Lying Playmaker/ディープライングPM」に切り替えてもいいでしょう。

※DMの選手への個人指示 「Tight Marking/タイトにマークしろ」「Tackle Harder/タックルを強めに」指示を追加しています。

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DRL

今回使用するフォーメーションは、中盤から前線の選手に「Roam From Position/ポジションを離れていい」や「Get Further Forward/もっと前に出ろ」が割り当てられており、非常に攻撃的な布陣となっています。

そのためDRLにはコンプリートWBと比較して守備に関わる頻度が高く、FBよりも攻撃に幅を加えることができる「Wing Back/ウイングバック+サポート」を選択しています。

個人指示に関しては、「Work Ball Into Box/エリア内に持ち込め」の影響で減少するクロスの頻度を補完するため、「Cross More Often/クロスをもっと上げろ」を割り当てています。

※DRLの選手への指示

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DC

守備の要となるDCポジションには、「Central Defender/セントラルDF」「Ball Playing Defender/ボールプレイングDF」を選択しています。

各選手の能力の高さから「Tight Marking/タイトにマークしろ」を割り当てています。また前回と同じくリスクが高い守備戦術を使用していることもあり、適切なタイミングでのみプレスをかけるように「Close Down Less/プレスを弱める」指示を出しています。

相手チームのSTがさらに優れた「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Pace/スピード」を持つ場合は、マークを緩める必要があります。

※DCの選手への個人指示 画像はボールプレイングDFのもの

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シミュレーション結果

戦術のみを固定した状態で、シーズン開幕前の8/10から最後の試合日の翌日5/24までを指定してシミュレーションを行いました。なお今回は複数の役割の組み合わせの中から、3つ目のラウムドイーターとインサイドFWを同時に起用するものを使用しています。

個人指示は選手ごとに調整を加えずに各ポジションに対してのみ割り当てています。またセットプレーの設定は行っていません。

1回目

FA・カラバオ両国内カップ戦は決勝前に敗退、CLは決勝進出、リーグ戦では優勝を果たしています。総得点は108、失点は27です。

結果1-1

結果1-2

ポゼッション率は51%。テンポを速くしている分リスクが高いパスが増加する傾向にあるため、前回よりも低い数値になっています。ただしその分パス総数は2000本ほど増加していることが分かります。

結果1-3

チーム内得点数トップはサラーの42、次いでマネの28となっています。アシスト数トップはアレクサンダー=アーノルドの17、次いでフィルミーノの13です。ファビーニョは5得点・4アシストを記録しており、平均レーティングは6.92となっています。

結果1-4

2回目

国内カップ戦・リーグ戦は優勝したものの、CLはベスト16で敗退しています。総得点は96、失点は33です

結果2-1

結果2-3

チーム内得点数トップはマネの32、次いでサラーの22となっています。アシスト数トップはアレクサンダー=アーノルドの15、次いでフィルミーノの12です。ファビーニョは6得点・7アシストを記録しており、平均レーティングは7.00となっています。

結果2-4

3回目

リーグ戦は優勝したものの、FAカップは決勝進出・カラバオは早期敗退、CLはベスト8で敗退しています。総得点は78、失点は23です

結果3-1

結果3-2

結果3-3

チーム内得点数トップはサラーの34、次いでマネの18となっています。アシスト数トップはフィルミーノの14、次いでサラーの13です。ファビーニョは2得点・3アシストを記録しており、平均レーティングは6.89となっています。

結果3-4

まとめ

みなさんいかがでしたか?

ラウムドイーターを他の役割に切り替えれば、他のクラブでも十分に使用することができるのではないかと思います。前回と同じように、シーズンを通してプレイすればさらにいい結果が得られるはずなので、ゼロトップを採用したい場合はぜひ参考にしてみてください。

今回もご覧いただきありがとうございました!

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