みなさんこんにちは!
今回は新しくゲームをスタートする際に必ず行う「データベースの設定」に関して説明していきます。
※FM21の画面を用いて説明をしていますが、FM20でも同じ流れでデータベースの設定を行います。画面デザインも大きく変わっていないため、ぜひ参考にしてみてください!
FMをよりスムーズに動かすために最適な設定
Football Managerをプレイする前に行う設定は、大きく分けて以下の2つになります。
- ゲーム内で使用するデータベースとModの選択
- 選択したデータベースに読み込ませるリーグや選手の設定
一度ゲームを開始すると変更できない設定がそれぞれ存在するため、各設定の意味を理解することが非常に重要です。今回はゲームを新規で始める際の流れに沿って、重要なデータベースの設定を攻略してみましょう。
基本となるデータベースとModを選択する
まずはゲームを起動させて新規キャリアをスタートさせましょう。初めに表示される「キャリアゲーム設定」画面では、基本となるデータベースやゲーム内で反映させたいModの設定を行います。
各設定を行うために、画面右上に配置されているプルダウンメニューを開いてください。


新しく表示された画面は、「データベース」「エディターデータ」の2つのエリアに分かれています。
上部に配置されている「データベース」エリアにあるプルダウンリストを選択すると、以下の画像の様にこれまでリリースされた各バージョン名が表示されます。各データベースは以下のような違いがありますが、基本的な機能に変わりはないため自分の好みで選ぶようにしましょう。
- 「Football Manager2020」は、ゲームが発売された当時の一番古いデータベースで夏の移籍情報が反映されています。
- 「20.3.0 Update」は2019年1月までの移籍情報が、「20.4.0 Update」では2019年2月までの移籍情報がそれぞれ反映されています。

「エディタデータ」エリアでは、ゲーム開始前までにダウンロードしたModがリスト上で並んでいます。ゲーム内で有効にしたいModはすべてチェックを入れておきましょう。
※以下の記事で、Football Managerをプレイする際に必須となるModの説明を行っています。
みなさんこんにちは! 今回は主にFootball Managerを新しく購入した方に向けて、快適な環境づくりをするためにModの導入方法を説明していきます。 ゲーム内の偽名問題はこれ1つで全て解決「FM Lice[…]
すべての設定が完了したら決定ボタンを押し、画面右下「詳細設定」を選択して次の画面へと進みます。
データベースに読み込ませるリーグと選手を設定する
続いて表示された画面では、主に「ゲーム内でシミュレートさせるリーグ」「データベースに読み込ませる実名選手の数」2つの設定を行っていきます。各設定はゲームスピードに影響を与えるため、快適なプレイをするために適切な設定をすることが大切です。

シミュレートするリーグを決める
まずは「ゲーム内でシミュレートさせるリーグ」の設定に関して説明していきます。画面中央に配置されている「アクティブなリーグ」リストに注目してください。
このリスト上に名前が表示されているリーグ・それより上のディビジョンは、ゲーム内で以下の様に取り扱われます。
- 試合をシミュレートする対象のリーグになります。そのため試合の詳細やハイライトを確認することができます。
- 各リーグに所属する選手はすべてデータベースに読み込まれます。また毎年ジュニアユースから昇格してくる選手の数も豊富です。
逆に「アクティブなリーグ」に追加しないリーグは、以下の様な特徴があります。
- 各試合をシミュレートしないため、試合の詳細やハイライトの確認はできません。またそれに伴い試合日程やリーグ順位など、基本的なリーグ情報も表示されません。
- 移籍に関わる動きも非常に消極的になり、基本的に選手を放出した分を埋め合わせるような補強だけを行うようになります。
- 各リーグに所属する重要な選手以外は、ゲーム内で作られた架空の選手に置き換わります。また毎年ジュニアユースから昇格してくる選手はほとんどいません。
「アクティブなリーグ」リスト上に並ぶリーグ数が多くなるほど、シミュレートする試合数と選手数が増えるためゲームスピードは遅くなっていきます。「推定ゲーム速度」を見ながら適切なリーグ設定を行いましょう。
もしリーグの追加を行いたい場合は、画面右下にある「リーグの追加/削除」を選択しましょう。その後表示される以下の画面で各国にチェックを入れれば、対象のリーグがリスト上に追加されます。
またどのディビジョンを「アクティブなリーグ」に含むのか、以下の画像の様に1つの国の中で細かく設定することもできます。
※以下の記事で優秀な若手選手を毎年生成しやすい国をランキング形式で紹介しています。どの国をデータベースに追加すればいいのか悩んでいる際に参考にしてみてください。
みなさんこんにちは! 以前の記事で、優秀な若手選手を獲得するために大切なことについて解説を行いました。 今回はこの記事を補足するために、「Youth Rating」の高い国や各施設レベルの高いクラブをランキング形式で紹介します。[…]
「プレイ可能」「表示のみ」2つのモードの意味を理解する
「アクティブなリーグ」リスト上に表示されている各リーグは、「プレイ可能」「表示のみ」2つの「モード」から1つを選択することで、シミュレート内容や読み込む選手の数をさらに細かく設定することができます。
「プレイ可能」モードは「アクティブなリーグ」に追加したリーグが持つ特徴をすべて含んでいますが、「表示のみ」モードに設定されたリーグは以下の様に全く異なる特徴を持つようになります。
- 監督としてプレイすることができません。
- 試合のシミュレートが非常に簡易化されているため、試合のスコアや順位表こそゲーム内で表示されるものの試合の詳細やハイライトの確認はできません。※リザーブチームの試合はシミュレートされません。
- 移籍に関わる動きも非常に消極的になり、基本的に選手を放出した分を埋め合わせるような補強だけを行うようになります。
- データベースに読み込む選手はリーグ内で重要な選手のみとなります。また毎年ジュニアユースから昇格してくる選手はほとんどいません。
つまり「表示のみ」モードにすると、「アクティブなリーグ」に追加していないリーグとほとんど同じ状態になります。唯一異なるのは各リーグのプロフィール画面を開いた時に、日程や順位表等の基本情報が確認できる点です。
「表示のみ」モードがゲームスピードに与える影響はとても小さいため、プレイする予定はなくても順位等を確認したいリーグがある場合は積極的に利用していきましょう。
FM21から追加された「Playable/View-Only Below」
FM21から「モード」リスト内に「Playable/View-Only Below」が加えられています。
前作までは下部ディビジョンを「アクティブなリーグ」に含むか含まないかの2つの選択肢しかありませんでしたが、この新しい選択肢によって「アクティブなリーグ」に追加しつつも「表示のみ」モードに設定することができます。
例 : FM20で以下の画像の様に設定すると、リーグ2以下のディビジョンは「アクティブなリーグ」に含まれませんでした。FM21ではモードを「Playable/View-Only Below」に設定することで、リーグ2以下のディビジョンを「アクティブなリーグ」に含みつつ「表示のみ」モードにすることができます。

リーグ設定の保存方法
ここまで設定した内容は「ゲームのセットアップ」から保存することができます。一度お気に入りの設定を見つけたら保存しておくと、時間の省略ができるのでおすすめです。

ゲーム開始後のリーグの追加/削除
ゲーム開始後に「アクティブなリーグ」へ新しくリーグを追加したり、逆にリスト上からリーグを削除することができます。ただし変更が適用されるのは、翌シーズンからとなるため注意が必要です。
実際に「アクティブなリーグ」リストを編集する流れを見てみましょう。まずは以下の画像の様にメニューから「リーグ追加/削除」を選択します。
表示された画面の左上に配置されている「リーグの追加」から「アクティブなリーグ」へと追加したいリーグを選択しましょう。その後追加されたボックス内にあるプルダウンリストから、追加したリーグをどのモードでシミュレートするか設定することもできます。
また、すでにリスト上に追加されている国やリーグを削除したい場合は、赤い○のアイコンを選択すれば削除することができます。
試合のシミュレーションレベルを変更する
Football Managerでは「アクティブなリーグ」に追加したリーグをどの程度細部にわたってシミュレートするのか、3つのレベルの中から選ぶことができます。
その中で最も簡易化されたシミュレーションを行うのが、すでに紹介した「表示のみ」モードです。
このモードに設定されているリーグは以下の様に「試合レポート」が作られないため、選手のスタッツの確認やハイライト・分析ツールの使用ができません。ただしシミュレート中の負荷が小さいため、ゲーム速度にあまり影響を与えません。
※「表示のみ」に設定したリーグの試合結果画面。レポートを確認することができません。
対して「プレイ可能」モードに設定したリーグでは、「表示のみ」モードに比べてシミュレーションレベルが高くなり基本的には「試合レポート」が作成されます。さらにシミュレーションに使用されるマッチエンジンを「Full Match Engine」「Quick Match Engine」の2つから選ぶことで、試合レポートに含まれる内容とゲーム速度への影響度を調節することができます。
- 「Full Match Engine」では、最高レベルのシミュレーションを行います。試合中に起きる全ての事象をシミュレートするため、分析情報や試合詳細・ハイライトが試合レポートに含まれます。ただしゲームスピードへの影響は最も大きくなります。
- 「Quick Match Engine」は、簡易化されたシミュレートを行います。試合全体をシミュレートするわけではないため、分析情報や試合詳細・ハイライトは試合レポートに含まれません。その分ゲームスピードへの影響をある程度抑えることができます。
※「プレイ可能」に設定したリーグの試合結果画面。レポートが作成されるため、試合の詳細を確認することができます。
※「プレイ可能」に設定し、「Full Match Engine」を使用したリーグの試合レポート。画面右上からハイライト動画を再生させたり、分析ツールや試合詳細の確認ができます。
※「プレイ可能」に設定し、「Quick Match Engine」を使用したリーグの試合レポート。ハイライトの再生ができない上、xGをはじめとする分析ツールや試合詳細に関する情報を確認することができません。
ゲーム内のシミュレートに使用するマッチエンジンは、メニューから「ディテールレベル」を選択すると表示される以下の画面から設定することができます。
表示された画面は「国際大会」「大陸クラブ大会」「国内クラブ大会」「国際代表試合」の4つのエリアに分かれており、大会やリーグごとに使用するマッチエンジンを選択することができます。
プルダウンリストを開くと表示される各選択肢の意味は以下の通りです。
- 「全公式戦」は、全ての試合で「Full Match Engine」を使用します。
- 「シニアの全公式戦」は、ファーストチームが関わる全ての試合で「Full Match Engine」を使用します。
- 「メインステージ」は、リーグ・カップ戦中盤の試合から「Full Match Engine」を使用します。各大会の初期ステージに関しては、レポートの作成が行われません。
- 「後半ステージ」は、リーグ・カップ戦後半の試合から「Full Match Engine」を使用します。各大会の初中期ステージに関しては、レポートの作成が行われません。
- 「なし」は、「Quick Match Engine」を使用します。
試合のハイライトや分析を行いたいリーグは、試合レポートの質を充実させるために「Full Match Engine」を選択しましょう。ただしゲーム速度への影響度が大きい点に注意してください。
特に自分のプレイするリーグ以外で分析等を行わないのであれば、「Quick Match Engine」を使用することでゲームスピードへの影響を少し抑えることができます。
「大陸クラブ大会」「国内クラブ大会」内の大陸・国名を選択すると、以下の画像の様に「国際代表試合」に代わって画面右に各大陸・国内で行われるリーグ戦やカップ戦が表示されます。そのため同じ大陸・国内であっても、大会ごとに違うマッチエンジンを使用することもできます。
データベースに読み込ませる実名選手の数決める
ここまで説明してきた「シミュレートするリーグ」を設定することで、「データベースに読み込ませる実名選手の数」もある程度決まってきます。まずはここまで紹介した各要素がどのように選手の数に影響を与えるのか確認をしましょう。
- 「アクティブなリーグ」に追加され「プレイ可能」モードに設定されているリーグからは、すべての実名選手がデータベースに読み込まれます。
- 「アクティブなリーグ」に追加されていない、または「表示のみ」モードに設定されているリーグからは、一部の重要な選手以外はデータベースに読み込まれません。
では「アクティブなリーグ」に含まれない国・リーグに所属する選手を、データベースに読み込ませることはできないのでしょうか?
この疑問を解決するためには、データベースのカスタマイズ機能を説明する必要があります。まずは「選手総数概算」のすぐ下に配置されているプルダウンリストを表示させましょう。
ここで表示されているのは、ゲーム内で使用するデータベースのサイズの選択肢です。サイズが大きくなるにつれて、読み込む選手の数も増えていきます。データベースのカスタマイズを行うには「詳細…」を選択してください。
今回はヨーロッパ大陸内のリーグでプレイする選手と、ブラジルの1~2部に所属する選手をデータベースに読み込ませてみたいと思います。
まずは各エリアに配置されている「追加」から対象となる「大陸」「ディビジョン」名を選択します。
すると以下の画像の様にそれぞれボックスが表示されます。
「大陸」ボックスの中には、どのような選手をデータベースに読み込ませるのか選ぶための条件が並んでいます。最大数を読み込ませたい場合は、以下の画像の様に「選手の活動拠点」「選手の国籍」にチェックを入れましょう。※「地域」「国」ボックス内にも全く同じ条件が表示されます。
後は「選手総数概算」を確認して条件を変更したり、画面上部に配置されている「データベースのサイズ」の調節を行った上で「OK」を選択すればカスタム設定を反映させることができます。もし「アクティブなリーグ」に含まれない国でプレイする選手もデータベースに読み込ませたい場合は、データベースのカスタマイズを行いましょう。
データベースのカスタマイズの保存方法
リーグ設定と同様にカスタマイズした内容を保存しておくことができます。一度お気に入りの設定を見つけたら保存しておくと、時間の省略ができるのでおすすめです。
本日のまとめ
- ゲームスピードへ影響を与えるのは、「アクティブなリーグ」と「データベースに読み込む選手」の数
- 「アクティブなリーグ」の試合をどの程度細かくシミュレートするのか、3段階のレベルから選択することができる。
- 「アクティブなリーグ」に含んでいない国やリーグの選手であっても、カスタム設定を行うことでデータベースに追加することができる。
みなさんいかがでしたか?
初めはなかなか分かりにくい設定が多いですが、一度マスターすればゲームスピードをより簡単にコントロールできるようになります。プレイ環境によってベストな設定は異なりますが、今回の記事を参考にぜひ様々な設定を試してみてください!
今回もご覧いただきありがとうございました!