カウンター解体新書~4-4-1-1-Asymmetric クリスタル・パレス編~

みなさんこんにちは!

突然ですが、FM20で最も使用された戦術をご存じでしょうか?答えは「ゲーゲンプレス/4-2-3-1」の組み合わせです。※以下の公式ブログを参照。

実際に海外のFMブログで紹介されている戦術のほとんどはゲーゲンプレスが基になっており(または高いポゼッション率維持を目的としたティキ・タカ)、FM内で最も効果的な戦術の1つであることは間違いありません。

逆に低い位置にブロックを形成してロングカウンターを狙う戦術を解説した記事を見かけることは非常に少なく、その人気はあまり高くないように感じます。

ではこのような戦術を使用して優れた結果を残すことはできないのでしょうか?

たしかにハイプレス戦術を使用した時に得られる最大順位や得点数を上回るのは難しいかもしれませんが、選手・クラブのレベルや戦術さえ適したものを選択すれば、積極的な守備を取り入れなくても十分に優秀な成績を残すことができます

今回はプレミアリーグに所属するクリスタル・パレスを使用して、以下の2点をコンセプトにロングカウンター戦術を紹介していきます。

  • ロングカウンターを戦術の要とするために、ゲーゲンプレス/ティキタカとは真逆の戦術設定を施す。※各ラインを低い位置に設定した上でさらにプレス強度も弱める。
  • フォーメーションのトップに「Target Man/ターゲットマン」を使用する。

※自分なりの解釈が基になっているので、あくまでも数ある情報の1つとして参考にしてみてください。また必ず結果が得られる戦術ではない点をご了承ください

 

目次

ハイプレス戦術にはもう飽きた…そんな方にぜひ試してもらいたい‼スリリングなゲーム展開が期待できる超攻撃的カウンター

クリスタル・パレスには、身長191cm/「Heading/ヘディング=17」「Jumping Reach/ジャンプ到達点=18」「Strengh/強靭さ=18」と空中戦において無類の強さを誇るクリスティアン・ベンテケや、
ウィルフレッド・ザハを初めとするスピード能力/突破力に優れた選手が複数在籍しています。

逆に優れたパス・テクニック能力を持つ選手は少なく、ロングボールを主体としたカウンター戦術との相性が悪いため、今回はサイドからのドリブルを中心とした攻撃、またはベンテケの体の強さを活かしたポストプレーを戦術の要としています

※ターゲットマンとしてこれ以上ない能力を持つベンテケ。

ベンテケ写真

※リーグ屈指のサイドアタッカーであるザハが持つ能力バランスは、カウンター戦術に非常に適したもの。

ザハ写真

※今回の戦術内でベンテケと並んで重要な役割を果たすエベレチ・エゼ。シーズンによってはチームトップとなる得点・アシストを記録する。

エゼ写真

カウンターを戦術として取り入れる前に

ロングカウンターを効果的に機能させるためには、カウンター時に利用できるスペースを相手チームのディフェンスライン裏に創り出し、それを利用することが重要となります。そのため自チームと対戦相手との間に、以下の条件が揃っていることが必須です。

  1. 相手チームを自陣深くまで呼び込むために、低い位置に守備ブロックを形成する。
  2. トランジション時の有利な状況を活かすため(素早くボールを前に運ぶため)、攻撃寄りのメンタリティを設定する。
  3. 相手チームのディフェンスラインが高い位置に設定されている。またはDRL/WBポジションのオーバーラップ頻度が高く、サイドに利用できるスペースがある。

③に関してはプレーヤーがコントロールできる要素ではないため、基本的にどちらの条件も揃いやすい中位~下位程度の力を持つクラブに適している戦術と言えます

リーグ中位程度の力を持つチームの場合、引いて守るチームを相手にすることが多々あるため、別の戦術オプションを用意しておくといいでしょう。

フォーメーションについて

※中盤とDRLの役割は、いくつかの候補から1つをピックアップしたものです。

パレスフォーメーション

今回採用したフォーメーションは、4-4-1-1-Asymmetric-AM(CR)です。以下の理由からSTとAMCでプレイする選手の縦の関係性をずらしています。

  • 直線的な動きが多いターゲットマンは真ん中のスペースを狙う頻度が高いため、センターバックを引き付けて相手チームのDCL/DL間のチャンネルを広げることができます。このスペースをより積極的に狙わせるために、シャドウストライカーをAMCRの位置へとずらして配置しています。
  • またターゲットマンにはカウンターやその他攻撃の起点になることを求めるため、低い位置まで下りてきてプレイするサポートタスクを割り当てています。広範囲をカバーするシャドウストライカーとプレイエリアが被りますが、配置をずらすことでその時間帯を大幅に減少させています。

※これらのチャンネル・スペースを利用したプレイに関しては、以下の記事で詳しく取り扱っています。

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アイキャッチ

攻撃パターン~ポストプレー~

味方選手のためにスペースを空ける/ボールをキープするターゲットマン(TM)+サポートタスクの動きと、スペースを常に狙うシャドウストライカー(SS)の特徴が活きたことで生まれた得点シーンです。※相手フォーメーションは4-2-3-1。

まずは4番(BWM)が25番(SS)へとパスを出す場面から始まります。

ポストプレーパレス1

ボールを受けた25番は、低い位置へと降りてくる9番(TM/この試合ではベンテケではなくアイェウ)へとパスを出します。その後25番はすぐにターゲットマンが作り出したスペースに向けて走りこみます。

ポストプレーパレス2

ポストプレーパレス3

ボールを受けてからさらに低い位置へと下がった9番は、25番が適切な位置に上がってくるまでボールを保持してからパスを出します。※相手チームのDCがターゲットマンの動きにつられたことで、大きなギャップができていることが各画像から分かります

その後ゴール隅へとシュートを決めて得点となります。

ポストプレーパレス4
ポストプレーパレス5
ポストプレーパレス6

今回のように攻撃パターンが定まっている戦術を使用すれば、カウンター以外でも十分に得点がとれるため、対戦相手の戦術に関係なくある程度安定した成績を残すことができます。

攻撃パターン~カウンター~

シャドウストライカーと優秀なスピード能力を持つサイドMFのコンビネーションによって生まれたカウンターアタックです。※相手フォーメーションは4-2-3-1。

相手チームのスローインの場面から始まります。アシストを記録する11番(WM)は、現段階では最も深い位置にいます。

beautiful-counter1

こぼれ球を拾った4番(MEZ)はドリブルでゴールに向かい駆け上がり、ファイナルサード手前で25番へとスルーパスを出します。

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25番はペナルティーエリア手前までドリブルでボールを運び、サイドから追いついてきた11番とのワンツーで抜け出し得点となります。

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メンタリティ

先述した通りカウンター戦術を成功させる上で、メンタリティの設定は重要な要素の1つです。

特に今回のように低い位置にディフェンス/エンゲージラインを設定している場合、相当数の被シュート数が予想されるため、打ち合いを制するだけの得点数が求められます。

そのため攻撃的メンタリティを設定することで、失点数をカバーするだけの得点力をチームに与えています

チーム全体への指示

プリセットの1つである「Fluid Counter Attack」を基にしています。

ポゼッション時の指示

ポゼッション時指示パレス

※各指示の詳細は以下の記事で説明しています。

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「Attacking Width/攻撃時の幅」&「Passing Directness/パスの長さ」

先述した通りロングパスを中心としたカウンターではないため、攻撃時の幅を「Standard/標準」、パスの長さは「Slightly Shorter/ショートパスを少し多めに」に設定しています

Pass Into Space/スペースへのパス

STに配置したターゲットマンを狙い通り攻撃の起点として機能させるためには、前方のスペースではなく選手の身体に向けたパス供給が必須となります。真逆のプレーを全選手に促すこの指示は、今回の戦術には必要ないと言えるでしょう

AMCRポジションの選手にのみ「Take More Risk/もっとリスクを負え」を割り当てています。
「Focus Play/重視するエリア」&「Over Lap/オーバーラップ」&「UnderLap/アンダーラップ」

MRLポジションでプレイする選手のスピード能力を活かす戦術のため、「Focus Play Through The Flank/各サイドを重視」を両サイドに割り当てて、該当する選手たちへのパス供給頻度を高めています

また「Over Lap/オーバーラップ」「UnderLap/アンダーラップ」指示は、以下のデメリットが攻守両面に大きく作用するため採用していません

  • これらの指示を割り当てることで、MRLポジションの選手が前線でDRL/中盤の選手を待つことが多くなり攻撃の流れを止めてしまいます。※実際に各指示には、MRLポジションのメンタリティを守備寄りにする効果があります。
  • DRLポジションの選手を積極的にオーバーラップさせると、相手チームのカウンターに対処できる選手の数が少なくなり失点のリスクが大幅に増加します。
Play Out Of Defense/ディフェンスからパスを組み立てる

ロングカウンターを戦術に組み込む際、後方からのビルドアップを促すこの指示の必要性は決して高くはありません。

ただしチーム内にそれなりに優秀なパス能力を持つDF・GKが在籍しているのであれば、自陣内でパスを繋ぎ相手を誘い込むことで疑似カウンターを発動させることができます。特に「Prevent Short GK Distribution/ゴールキーパーの短いパス出しを防げ」やプレスインテンシティが高いチームの場合は守備陣形が崩れやすくなるため、後方から得点につなげやすくなります。

相手チームの攻撃を受けてからカウンターに移る必要がないため、適した選手がスカッド内にいるのであればぜひ導入したい指示です。

攻撃寄りのメンタリティを設定している場合、各選手の前への意識が非常に強いため、自陣内で攻撃の組み立てを行う頻度が少なくなります。もし疑似カウンターによる攻撃を積極的に取り入れたいのであれば、ポジティブ/バランスメンタリティを設定するといいでしょう。
※以下の画像では、後方からのビルドアップが得点に繋がるまでの一連の流れを確認できます。相手のフォーメーションは4-2-3-1です。
まずはキーパーが24番(DCR)へとパスを出します。この時点で「Prevent Short GK Distribution/ゴールキーパーの短いパス出しを防げ」の影響で、相手チームのAMLがプレスをかけに来ます。
疑似カウンター1
その後24番はキーパーへとボールを戻し12番へとボールが渡ります。次にパスの受け手となる4番へ相手チームのAMCとMCRが釣られるため、中央から右サイドにかけて大きなスペースができます。
疑似カウンター2
疑似カウンター3
4番はフリーとなっている8番(BWM)へとパスを出しますが、この段階でボールを受けに下がってくる20番(TM)以外の全ての選手は前に向けて走り出します。※20番のマークに付いているDCLが、動きにつられて下へと引っ張られる分、25番(SS)が走りこむスペースが非常に大きくなっています。
20番はボールをキープした後、左サイドに走りこんでいる11番(WM)へとパスを供給します。
疑似カウンター4
疑似カウンター5
ボールを受けた11番はディフェンスをドリブルで追い抜いた後、フリーで走りこんできた25番(SS)へとパスを出し得点となります。
疑似カウンター6
疑似カウンター7
疑似カウンター8
Hit Early Cross/アーリークロスを上げろ

ディフェンスライン付近に常に留まるような役割/スピードに優れた選手をSTポジションに配置している際に特に効果的な指示となりますが、今回は以下の理由からこの指示を割り当てています。

  • 逆サイドに向けたアーリークロスの供給本数を増やすことで、スピード能力に優れたMRL選手の長所を活かして得点機会を増やすことができます。
  • DRLポジションでプレイする選手に低い位置からクロスを供給させることで、万が一相手チームの攻撃に移った際にも守備へ移行しやすくなります。
サイドでプレイする選手には、さらに追加で「Cross From Deep/アーリークロスを上げろ」指示を出しています。
Play For Set Pieces/セットプレイを取れ

クリスタル・パレスにはベンテケ以外にも、高さに優れた選手が複数人在籍しています。※ファーストチームの平均身長は、ゲーム開始時点ではリーグNo1です。

この長所を最大限活かすことができる「Play For Set Pieces/セットプレイを取れ」指示は、チーム状況に非常に適した指示と言えるでしょう

Be More Discipline/もっと自分を抑えろ

前回紹介したリヴァプールのゼロトップ戦術とは異なり、流動的/クリエイティブな攻撃は必要ありません。そのため今回は、各選手に指示通りの動きを見せるように促す「Be More Discipline/もっと自分を抑えろ」指示を割り当てています

得点源として想定しているAMCR・MRLポジションの選手にのみ、「Roam From Position/ポジションを離れていい」を追加で割り当てています。

トランジション時の指示

トランジション時指示パレス

※各指示の詳細は以下の記事で説明しています。

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When Possession Has Been Lost/ポゼッションを失った時

今回はディフェンスラインを低く設定しているため、基本的に安定した守備陣形をもって相手の攻撃を待ち受けることができます。

つまりトランジション時にリスクが高い「Counter-Press/カウンタープレス」を前線に適用させたとしても、あまり大きな問題にはなりません。

逆にここでリスクを取らないと、試合を通して主導権を握られカウンターに繋げる手段が相手のミスを待つのみとなるため、積極性が高い守備として「Get Stuck In/激しく当たれ」と共に戦術に組み込んでいます

Distribute To Player/供給する選手

今回はゴールキックの供給先としてベンテケを指定していますが、「Play Out Of Defense/ディフェンスからパスを組み立てる」と、リスクが低いパスを選択する傾向が強い「Goal Keeper/ゴールキーパー」の特徴から基本的にはDC/DRLの選手へボールを供給します。

この指示をさらに活かしたい場合には、「Sweeper Keeper/スイーパーキーパー」のサポート、または攻撃タスクを割り当てるようにしましょう

非ポゼッション時の指示

非ポゼッション時指示パレス

「Line Of Engagement/エンゲージライン」&「Defensive Line/ディフェンスライン」

ロングカウンターを効果的に使用するためには、ディフェンスラインを「Standard/標準」以下に設定して相手チームを自陣内に引き込むことが重要です

低く設定すればするほどスルーパスや裏抜け能力に優れた前線選手の脅威を減らすことができますが、その分ロングシュートやゴール近くでのセットプレーが増えるデメリットがあります。自チームや相手チームの選手・戦術のバランスを試合中に確認して、「Standard/標準」から「Much Lower/非常に低い」の間で都度調節するといいでしょう。

またエンゲージラインはコンパクトな守備ブロックを保つために、基本的に低く設定することをおすすめします

低いライン設定と攻撃的なメンタリティが相まって、今回の戦術をシーズン通して使用すると非常にスリリングな試合展開を楽しむことができるはずです。実際に今回行ったシミュレーションでは、失点数と得点数の間に大きな差はなく、どちらもリーグワースト/トップ5にランクインしています。
「Use Tighter Marking/タイトにマークしろ」&「Pressing Intensity/プレスの激しさ」&「Get Stuck In/激しく当たれ」

今回は相手チームのパスの選択肢を狭めるため、「堅固な守備陣形を敷くこと」を最優先にチーム指示を設定しています。そのため陣形を崩してしまう積極的なプレスを戦術から排除した上で、相手選手へのマークを強めるように指示を出しています

「Get Stuck In/激しく当たれ」指示は、「Counter-Press/カウンタープレス」と同様の理由で割り当てています。ただしディフェンスの選手に関しては、相手チームのアタッカーに抜かれないことを最優先にするため、「Ease Off Tackles/タックルを弱めに」を割り当てることで不用意なタックルの試行頻度を下げています。

ゴール前で時間をかけて攻撃を組み立ててくる相手の場合(テンポがそこまで速くなく「Work Ball Into Box/エリア内に持ち込め」指示が出されていると推測される相手)、プレスが弱い分相手チームの選手の状況判断の質が高まるため、高確率で蹂躙されます。他の指示と同じように、対戦相手に合わせてプレス強度も調節するようにしましょう。

各選手の役割と個人指示

チーム全体の得点力を上げるためには、クリアされたボールを回収して再度攻撃に繋げたり、クロス供給本数を増やすことが重要となります。そのためには、ある一定のラインから上のエリアではプレイしない守備タスクよりも、より高い位置でプレイするサポート・攻撃タスクを多めにフォーメーションに組み込むことが必須です。

ST

低い位置でプレイする頻度が高いサポートタスクは、今回の様にSTに攻撃の起点となることを求める場合は効果的なタスクとなります

特に自陣内で相手の攻撃を受けている時は攻撃タスクよりも低い位置で守備のサポートに入るため、こぼれたボールを拾いやすくなり攻撃に転じる頻度を高めることができます。

攻撃タスクを使用するメリットは、相手のディフェンスラインを引っ張っていくことで、中盤の選手がプレイするエリア/ドリブルするエリアを広げることができる点にあります。より積極的な守備戦術を敷いていて、ボールを奪う機会を十分に確保できるのであれば攻撃タスクを使用してもいいでしょう。

また今回このポジションで起用するベンテケは、相手のディフェンスライン裏を常に狙う「Try To Beat The Offside Trap/オフサイドトラップを破ることを好む」特性を持っています。サポートタスクでありながらディフェンスライン付近でプレイする時間帯が長くなるため、以下の一連の流れで見られるようにアーリークロスに反応しやすくなります。

オフサイド1

オフサイド2
オフサイド3
オフサイド4
ポストプレーの頻度を高める「Plays With Back To Goal/ゴールに背を向けてプレーする」や、「Comes deep to get ball/ボールを受けに下がる」特性を持っている選手をこのポジションで起用することで役割に求めるプレイ頻度がさらに高まるため、より効果的に戦術が機能するでしょう。
※STの選手への個人指示 素早く攻撃を完結させたいため、ST含む複数の選手に「Shot More Often/シュートをもっと打て」指示を割り当てています。また前線の選手にはプレスを強めるように指示を出しています。
ターゲットマン指示

AMCR

ターゲットマンが作り出した前方のスペースを最大限利用するために、AMCRには最も攻撃的な役割である「Shadow Striker/シャドウストライカー」を配置しています。

今回の様にSTにサポートタスクを配置している場合、このポジションの選手が攻撃の最終工程を担うことが多いため、チーム内で最も優れた得点/スピード/オフ・ザ・ボール能力を持つ選手を起用したい所です。

チャンネルへ飛び込み頻度を増やす「Moves into channels/スペースに飛び込む」特性や、前への積極性を高める「Gets Into The Opposition Area Whenever Possible/エリア内に入る」特性を持つ選手をこのポジションで起用することで、さらに得点に絡む機会を増やすことができます。
※AMCRの選手への個人指示 このポジションの選手は守備にも積極的に参加するため、パスコースを減らすことを目的として「Mark Tighter/タイトにマークしろ」を割り当てています。
シャドウストライカー指示

MRL

ドリブルを中心とした素早いカウンターを実現させるために最も重要なMRLポジションには、以下の理由から「Wide Midfielder/ワイドMF」を配置しています。

  • シャドウストライカー同様に得点源として期待する役割であるため、積極性が高い攻撃タスクをこのポジションで使用することは必須です。
  • ロングパスの本数をできるだけ減らしたいため、選手間の距離を広げる「Stay Wider/サイドに残れ」が固有指示として割り当てられているウインガーは選択肢から外れます。
起用する選手の組み合わせによっては、インバーテッドWGを片方のサイドで使用してもいいでしょう。ちなみに主力選手の一人であるザハは「Cuts Inside From Both Wings/両ウイングから内側へ切り込む」特性を持つ影響で、自然とインバーテッドWGに近い動きが多くなります。

今回の戦術内で肝となるMRLは、チーム全体の得点数やドリブル成功数に大きく影響するポジションであるため、「Pace/スピード」「Acceleration/加速力」能力が優秀な選手を優先して起用するようにしましょう

※この2つの能力が得点・ドリブルにどれだけ影響を与えるかについては、以下の検証記事で説明しています。

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※MRLの選手への個人指示 戦術をさらに効果的に機能させるために、ドリブル試行回数を増やす「Dribble More/ドリブルをもっと使え」や「Cross From Deep/アーリークロスを上げろ」指示に加えて、クロスの供給先をターゲットマンに指定しています。

ワイドMF指示

MCRL

一列上でプレイするシャドウストライカーを右サイド寄りに配置しているため、MCLにはサイドのスペースをカバーする「Mezzala/メッツァーラ+サポートタスク」を割り当てています。

前への積極性が高いこの役割は、ボールを受ける頻度が少なくなる傾向にあるため(詳しくは以下のMCポジションの役割分析記事で解説しています。)、今回の戦術の狙いの1つであるドリブルを中心とした攻撃の頻度をさらに高めることができます。※メッツァーラ自体、ドリブルの試行回数が最も多い役割であることもポイント。

リードを守り切りたい場合、DRLと並んで真っ先に役割を変更したいポジションです。守備への意識が高い「Central Midfielder/セントラルMF」「Box To Box Midfielder/ボックストゥボックスMF」「Ball Wining Midfielder/ボールウィニングMF」のサポート/守備タスクが候補となります。

プレイエリアが広いシャドウストライカーがすぐ前でプレイしているため、MCRには前への積極性が低く守備への意識も高いボールウィニングMFやセントラルMF(+「Hold Position/ポジションを守れ」)が最適な役割です。※プレイメーカーに適した選手が在籍しているのであれば、ディープライングPMのサポートタスクもあり。

※今回の戦術で使用した中盤の役割は、以下の記事で詳しく分析・説明しています。

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※MCLの選手への個人指示

メッツァーラ指示

※MCRの選手への個人指示 このポジションで主にプレイするミリヴォイェヴィッチのロングシュート能力を活かすために、「Shot More Often/シュートをもっと打て」指示を割り当てています。ボールウィニングMF以外の役割を使用する時は、プレスを弱めてピッチ中央の選手の動きをさらに固定するといいでしょう。

ボールウィニングMF指示

DRL

DRLポジションには、以下の理由から「Full Back/フルバック+自動タスク(=攻撃タスク)」を配置しています。

  • クロスの供給数を増やす/クリアされたボールを回収する頻度を上げるためには、このポジションの選手にもある程度高い位置でプレイしてもらう必要があります。
  • ウイングバックやコンプリートWBは積極性が高く、MRLポジションの選手と役割の一部とプレイエリアが被るため候補からは外れます。
  • 結果的にフルバックの攻撃/サポートタスクが候補となりますが、サポートタスクは他のタスクよりもドリブル試行頻度が高い傾向にあり、今回のようにボールを運ぶ役割の選手にすぐにパスを出してもらいたい場合、あまり適した役割ではありません。

MCRと同じように試合展開・対戦相手との力量差に合わせて、守備的な役割に切り替えるべきポジションとなります。プレイエリアが若干低くなるウイングバックの守備タスクや、さらに保守的なプレイを見せるフルバックの守備タスクがおすすめです。

自動タスクを使用するメリットは、攻撃タスクに本来割り当てることができない「Hold Position/ポジションを守れ」指示が利用可能になる点です。前への積極的な動きを制限することができるため、攻撃タスクよりも守備へと移行しやすい位置でプレイする頻度が高くなります。
ドリブルの試行回数以外にも、役割によってクロス供給頻度が大きく異なります。詳しくは以下の記事で解説しています。
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※自動タスクの特徴や使用方法については、以下の記事をご覧ください。
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※DLRの選手への個人指示 このポジションの選手はボールを運ぶ役目ではなく、高い位置で攻撃をサポートする役割となるため、「Dribble Less/ドリブルを控えろ」を割り当てています。クロス供給に関する指示は、MRLポジションの選手と同じです。
フルバック指示

DC

DRLポジションの選手と同じように、ボールを運ぶ役割であるMRLポジションの選手へとすぐにパスを繋いでほしいため、「Central Defender/セントラルディフェンダー」を配置しています。

守備の要となるポジションであることから、以下の点に注意して動きをコントロールするといいでしょう。

  • 特に相手チームの前線に足が速い選手が揃っている場合、相手のカウンター時にプレスを躱されて失点することが多々あります。そのため今回はプレスをさらに弱めるように指示を出しています
  • すでにチーム全体への指示でマークを強めている影響で「Mark Tighter/タイトにマークしろ」指示やマンマーク指示を追加で割り当てると、DC選手が相手STの動きにつられることが多くなるため、ゴール前に危険なスペースを作り出す頻度が高くなります。今回はパスの選択肢を狭くすることを目的としているため、これらの指示を割り当てていません
さらに動きを制限したい場合は、チーム全体に割り当てた「Use Tighter Marking/タイトにマークしろ」を外すといいでしょう。ただしその場合は他の役割の動きにも影響がでるため、調節が必要になります。
※DCの選手への個人指示
セントラルディフェンダー指示

シミュレーション結果

戦術のみを固定した状態で、シーズン開幕前の8/10から最後の試合日の翌日5/24までを指定してシミュレーションを行いました。なおAIがレギュラー選手としてバチュアイとマテタを起用するため、両選手は他クラブへと移籍させています。

今回はベンテケを中心に高さのアドバンテージがあるため、特定の選手に向けてボールを供給するようにセットプレーの設定を行っています。

シーズン成績

成績 ポゼッション率 得点/xG 失点/xGA シュート本数/決定率 クロス成功数/成功率 パス本数/成功率 ドリブル数
1回目(9位/FA準優勝/カラバオ準優勝) 46%(16位) 74(4位)
/65.70(5位)
75(16位)
/74.32(19位)
600(5位)
/12%(9位)
317(5位)
/20%(4位)
9992(18位)
/85%(14位)
196(1位)
2回目(17位) 46%(14位) 56(7位)
/61.83(5位)
85(20位)
/75.27(19位)
592(4位)
/9%(17位)
300(6位)
/20%(4位)
10013(18位)
/85%(14位)
174(1位)
3回目(8位/カラバオ準優勝) 47%(13位) 65(4位)
/69.18(4位)
76(19位)
/74.25(19位)
656(2位)
/9%(19位)
365(1位)
/23%(1位)
10325(18位)
/86%(13位)
173(1位)
4回目(6位) 47%(15位) 76(4位)
/67.56(4位)
66(14位)
/64.31(17位)
584(5位)
/13%(6位)
282(5位)
/18%(7位)
9930(18位)
/86%(11位)
189(1位)
5回目(13位) 46%(17位) 60(6位)
/57.49(5位)
79(18位)
/76.17(19位)
532(5位)
/11%(12位)
287(5位)
/19%(3位)
9809(18位)
/85%(13位)
189(1位)


最高順位は6位。FAカップとカラバオカップで決勝まで進んだシーズンが2回
ありました。

シーズン中のパフォーマンスに関しては、クロス本数の多さや全てのシミュレーションでトップとなる数値を記録したドリブルの成功数から、狙い通り戦術が機能していることが分かります。得点/xGが高い水準であることから攻撃に関しては非常に優秀と言えますが、問題はリーグワーストクラスである失点数です。

積極的な守備を使用しておらず低い位置にブロックを形成しているため、どうしても被シュート数/xGAが多くなる傾向にあります。この辺りの問題をどうにか改善できれば、さらに成績を伸ばすことができるかもしれません。

※シミュレーション1回目の順位表

大会成績1回目

順位表1回目

※シミュレーション1回目の選手成績 26得点/4アシストとベンテケが躍動したシーズン。さらにエゼが15得点/18アシストと優秀な成績を残している。ザハやファン・アーンホルト、タウンゼントといったMRLでプレイする選手も得点に多く絡んでいる。

選手成績1回目

※シミュレーション2回目の順位表 今回行ったシミュレーションの中で最も悪い成績を残したシーズン。1ポイント差でなんとか残留を決めている。

順位2回目

※シミュレーション2回目の選手成績 エゼがチームトップとなる15得点/9アシスト。ザハが次いで9得点/5アシスト。ベンテケは圧倒的なシュート本数から9得点と物足りない結果に。

選手成績2回目

※シミュレーション4回目の順位表 今回行ったシミュレーションで最高順位を記録したシーズン。xGA/失点数が他のシミュレーション結果よりも優れていること要因。

順位表5回目

※シミュレーション4回目の選手成績 エゼがチームトップとなる21得点/18アシスト。次いでザハが15得点/12アシスト。ベンテケは13得点/7アシストと2回目のシーズンよりは優れたスタッツを残している。

選手成績5回目

対戦相手チーム別成績

以下はプレミアリーグのトップクラブとの対戦成績です。※カップ戦の成績を含んでいるため、試合数に違いがあります。

シミュレーション/スタッツ 得点 失点 勝ち 引き分け 負け
アーセナル 18 36 1 3 9
チェルシー 19 26 3 2 6
トットナム 13 15 3 3 4
マンチェスター・シティ 7 27 1 1 9
マンチェスター・ユナイテッド 14 39 1 3 7
リヴァプール 13 43 0 1 11
合計 84 186 9 13 46
平均 1.23 2.73 1.8 2.6 9.2

まとめ

みなさんいかがでしたか?

シーズン成績を見ても分かるように、良くも悪くも攻撃・守備ともに安定した結果が残せる戦術です。最終順位を安定させるためには、試合中の選手起用/指示やモチベーション管理が重要となるでしょう。

ハイプレス以外の戦術を探している方、綺麗なカウンターに見せられる方、ぜひロングカウンター戦術を試してみてください!

今回もご覧いただきありがとうございました。

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