役割による違いをスタッツから分析する。DRL/WBポジション編

みなさんこんにちは!

今回はDRL/WBポジションで選択できる各役割に焦点を当てて、特徴や具体的な使用例を紹介していきます。

※これまでの経験と自分なりの解釈が基になっているので、あくまでも数ある情報の1つとして参考にしてみてください。インバーテッドWBに関しては、以下の記事で分析を行っています。

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攻撃貢献度No1はコンプリートWB!!役割の特徴であるクロス供給本数の多さが優秀なアシスト数に直結!

Football ManagerではDRL/WBポジションでプレイする選手に対して、「Full Back(FB)/フルバック」「No-Nonsense-Full Back(NFB)」「Wing Back(WB)/ウイングバック」「Complete Wing Back(CWB)/コンプリートWB」「Inverted Wing Back/インバーテッドWB」5つの役割を割り当てることができます。

さらに各役割には1~4つのタスクが用意されており、同じ役割であっても戦術に適したプレイスタイルへと細かくカスタマイズすることができます。

今回は合計14通りにもなるDRLポジションの役割・タスクの組み合わせが、どのようなプレイスタイルの違いを生み出すのかを明らかにした上で、適した戦術や各組み合わせを使用する際の注意点などを確認していきます。

「Inverted Wing Back/インバーテッドWB」の基本的な動きは、同ポジションの他の役割と大きく異なるため次回以降の記事で取り扱います。また設定したチームメンタリティによってスタイルが変化する「Automatic/自動」タスクは、記事内では取り扱いません。

データベースの説明

以前使用したデータベースと同じ条件でシミュレーションを行っています。

※前回の記事からの引用に手を加えた説明文です。

今回使用した架空のリーグには、全く同じ条件が設定されている全14チームが参加しています。各チームには24人の選手が所属しており、能力値やプロフィールは以下の様に設定されています。

  • 「役割による違い」のみを試合内容に反映させる必要があるため、「プレイ特性」「各選手への指示」が割り当てられている選手・役割は同リーグ内に存在しません。
  • 選手のプロフィールや能力値は基本的に共通していますが、唯一ポジション適正とGKに関わる値のみ異なる数値が割り当てられています。※アシスタントマネージャーが各選手を様々なポジションで起用しないように、各選手には1つのポジション適正しか与えられていません。
  • すべての選手能力値は、基本的に15で統一されています。(例外として「両足の精度」=20、「選手の性格に影響する隠された能力値」=10)
  • 上記の設定から各選手の性格は、能力成長への影響が少ない「Fairly Determined/やや負けず嫌い」になっています。さらに年齢は24歳に設定しているため、能力値がシーズン中に変動することはありません。
※各性格が与える選手の成長への影響に関しては、以下の記事で検証しています。
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また全てのチームは、同じフォーメーション「4-3-3 DM Wide」・メンタリティ「バランス」・チーム指示「なし」を使用しています。

4-3-3のDRLポジションに選手を配置した状態でシミュレーションを行っています。そのためWBポジションやサイドでプレイする選手が1人しかいないフォーメーションを使用した場合、記事上で紹介するスタッツ・特徴が得られない/見ることができない可能性があります。

年間スタッツから各役割の特徴を読み取る

25試合以上出場している選手のスタッツのみを対象にしています。交代枠はゼロで設定しているため、ケガで退場した試合以外は90分間フルでプレイしています

CWB+A

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
37 3330 7.23 0.65 27.89 89 3.11 8 13.12 0.30 2.32 2.24 6.30 13.5
34 3060 7.20 0.38 27.44 88 3.56 1 15.00 0.29 2.26 3.15 6.59 13.5
30 2700 7.17 0.63 29.63 88 2.77 0 13.90 0.20 2.00 2.77 6.33 13.6
36 3240 7.14 0.64 26.61 88 2.64 3 12.36 0.33 2.78 2.86 7.08 13.4
34 3026 7.09 0.71 28.52 87 2.59 2 13.70 0.30 2.05 3.12 6.34 13.6

WB+A

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
36 3240 7.23 0.61 26.28 91 2.64 2 13.22 0.28 2.69 2.58 6.89 13.4
32 2880 7.20 0.56 26.41 90 2.31 3 11.90 0.34 2.16 2.63 6.38 13.7
30 2700 7.17 0.47 27.10 90 2.77 2 13.63 0.23 2.47 2.37 6.10 13.4
33 2970 7.14 0.52 26.42 87 3.00 4 14.51 0.18 2.24 2.82 5.61 13.5
30 2700 7.09 0.63 27.37 90 2.20 2 11.96 0.27 2.60 2.50 5.90 13.4

FB+A

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
32 2880 7.23 0.50 35.06 91 2.91 8 11.87 0.06 2.47 2.66 6.66 13.4
34 3060 7.20 0.44 35.76 89 3.12 4 11.82 0.09 2.35 2.79 6.29 13.3
35 3150 7.17 0.31 35.63 90 2.91 4 12.34 0.09 2.60 2.80 6.54 13.3
33 2970 7.14 0.24 34.79 89 2.76 8 12.69 0.03 2.88 2.52 6.33 13.5
35 3150 7.09 0.51 33.29 90 2.54 8 11.37 2.51 2.40 6.17 13.3

90分あたりのシュート本数

比較するレーティングによって異なる場合がありますが、基本的にFB<WB<CWBの順にシュート本数は多くなります

また出場時間に違いがあるため表には記載していませんが、得点数にも全く同じ傾向が見られます。※各チームのDRLポジションの選手がシーズン中に記録した平均得点は、CWB/1.61点、WB/1.5点、FB/1.13点です。

これは元々各役割に設定されている積極性や動きの特徴が、そのままスタッツに反映されているものと考えられます。

特にCWBはオーバーラップやペナルティーエリア内に侵入する頻度がその他の役割と比較して多く、さらに「Roam From Position/ポジションを離れていい」の影響から効果的な位置でボールを受ける機会が増えるため、得点やシュート本数が自然と増加しているのでしょう。

ただし前回のDMプレイメーカーとは異なり各役割のシュート本数や得点数の差は極僅かなため、CWBやWBを選択しても得点数が劇的に増加するわけではない点に注意が必要です

90分あたりのパス総数&ドリブル成功数

90分あたりのパスの本数は、CWB<WB<FBの順で多くなります。またドリブルの成功数に関しては、真逆となるFB<WB<CWBの順に優れた成績を残す傾向があります

※ピックアップしたレーティングを比較するとCWBの方が1試合当たり2~3本多いパス本数を記録していますが、今回のシミュレーションに参加した選手全てを対象に比較すると、CWBでプレイした選手のシーズン平均パス本数は985.76本となり、WBでプレイした選手の平均1020.91本を下回ります。またドリブルに関しても表上ではCWBとWBの数値の間に大きな違いが見られませんが、全体の選手を対象にするとCWB9.07、WB7.41と平均ドリブル成功数にある程度の差があることが分かります。

このような結果が得られた理由としては、試合中にドリブルとパスどちらを選択する傾向にあるか、それぞれの役割が持つ以下の特徴がスタッツに反映されているものと考えられます。

  • CWBやWBはボールを失うリスクが高いドリブルの試行回数が多くなる傾向にあります。それに伴い味方にパスを出す機会は、自然と少なくなります。
  • FBはリスクが高いドリブルを選択するよりも、無難に味方へとパスを供給する場面が多くなります。※パスの供給内容(短・中・長距離パスの割合)にWB・CWBとの違いはありません。

そのためボールを前に運ぶ手段としてドリブルを戦術に加えたい場合や、「Dribble/ドリブル」「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Balance/バランス」「Pace/スピード」能力が優秀な選手がチームに在籍している場合にはCWBやWBを、逆にパスを中心に慎重に試合を進めたい場合や、ドリブル能力が高い選手がチーム内にいない場合にはFBを選択することで、選手の能力を活かしつつ自身の求める戦術を再現することができるでしょう

FBのパス本数の多さは攻撃の組み立て時に活かされるものであり、周りに優れたプレイメーカーがいる場合には、その選手がボールに触れる機会を増やすことができます。パス能力が優れているという理由でFBを割り当てるのではなく、他の役割・ポジションを活かすためにこの役割を選択するようにしましょう。※後述するように今回取り扱う役割において、通常のパスがキーパスやアシストに繋がることはほとんどありません。そのため優秀なパス能力を持つ選手を活かしたいのであれば、インバーテッドWBを割り当てるようにしましょう。

90分あたりのキーパス数&90分あたりのクロス数

90分あたりのキーパス数は、すべての役割で高い数値を記録しています

また出場時間に違いがあるため表には記載していませんが、アシスト数に関しても全ての役割で優秀な成績を残しており、DRLでプレイする選手の攻撃への貢献度が非常に高いことが分かります。※各チームのDRLポジションの選手がシーズン中に記録した平均アシスト数は、CWB/9.15、WB/8.72、FB/8.63です。

ここで重要となるポイントは、これらのキーパス・アシストのほとんどがサイドからのクロスによって生み出されているということです。実際にシミュレーションしたデータの中から10試合をピックアップして分析したところ、DRLポジションの選手が記録した65回のキーパスの内、55回・全体のおよそ85%はクロスによるものでした。

※ある試合の中で、両チームのDRLが供給したクロス。

クロス

※同じ試合の中で両チームのDRLが記録したキーパス(オレンジの線)。12本のキーパスの内、11本はクロス供給によるもの。

キーパス

さらにクロス供給本数が多い役割の並び(FB<WB<CWB)とアシスト数が多い役割の並びが全く同じであることからも、DRLポジションにおいてクロス供給が非常に重要な攻撃の選択肢であることが分かります

このクロス供給本数とキーパス・アシスト数の関係性は、質が高いクロス供給に必要となる「Crossing/クロス」「Technique/テクニック」「Anticipation/予測力」「Vision/視野」能力の重要性の高さを示すものであり、DRLポジションでプレイする選手を積極的に攻撃に絡めたい場合には最優先で確認するべき能力と言えるでしょう。

90分あたりのタックル成功数

ピックアップしたレーティングで比較すると大きな違いは見られませんが、シミュレーション内の選手全体で比較するとFB<CWB<WBの順でタックルの成功数≒試行回数は多くなります。※1シーズンの中でDRLポジションの選手が記録したタックル成功数の平均は、CWB/95.28、WB/102、FB/87です。

90分あたりのインターセプト数

ピックアップしたレーティングで比較すると大きな違いは見られませんが、シミュレーション内の選手全体で比較するとWB<FB<CWBの順でインターセプト数は多くなります。※1シーズンの中でDRLポジションの選手が記録したインターセプト数の平均は、CWB/106.07、WB/94、FB/102.21です。

空中戦&走行距離

これらの項目においては、役割による違いは見られませんでした。

攻撃タスクとサポート・守備タスクの違いとは

25試合以上出場している選手のスタッツのみを対象にしています。交代枠はゼロで設定しているため、ケガで退場した試合以外は90分間フルでプレイしています

攻撃タスクと比較すると、サポート・守備タスクのレーティングは低くなる傾向にあります。

CWB+S

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
34 3040 7.01 0.41 28.15 91 2.44 3 10.26 0.71 3.00 1.59 2.65 13.2
34 3060 7.00 0.32 27.71 89 2.18 1 9.14 0.41 2.41 1.62 2.56 13.1
36 3240 6.98 0.47 28.50 91 2.61 4 12.02 0.36 2.31 1.67 2.61 13.3
30 2700 6.96 0.53 27.13 90 1.93 2 9.66 0.67 3.03 1.40 2.87 13.1
36 3203 6.94 0.59 29.39 91 2.14 1 9.94 0.53 2.44 1.52 2.47 13.2

WB+S

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
34 3060 7.01 0.35 36.68 85 2.26 2 8.97 0.18 2.56 1.76 2.85 13.2
35 3150 7.00 0.46 36.51 87 2.83 2 10.40 0.26 2.00 1.54 2.29 13.3
34 3060 6.98 0.21 33.62 85 2.62 3 8.64 0.09 2.76 1.32 2.53 13.1
32 2880 6.96 0.13 33.56 86 2.47 3 10.06 0.22 3.03 1.38 2.84 13.2
36 3240 6.94 0.22 35.72 87 2.33 2 8.88 0.06 2.78 1.17 3.14 13.2

FB+S

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
30 2700 7.01 0.10 36.57 91 2.13 3 6.66 0.13 2.07 1.60 2.43 12.5
32 2880 7.00 0.09 37.38 92 2.13 1 7.53 0.22 2.38 1.56 2.66 12.6
34 3060 6.98 0.12 38.12 91 2.18 8 8.97 0.12 2.21 1.65 2.18 12.6
35 3150 6.96 0.29 37.69 92 1.80 4 7.60 0.11 2.80 1.60 2.46 12.6
31 2790 6.94 0.19 37.61 90 1.55 1 8.35 0.10 2.19 1.45 2.87 12.8

WB+D

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
30 2700 7.13 0.17 35.57 96 1.33 2 6.53 0.10 2.77 1.67 2.37 12.4
26 2340 7.10 0.04 35.58 94 1.69 1 6.76 0.15 3.38 1.46 2.31 12.5
36 3240 7.06 0.03 36.31 95 1.31 3 6.80 0.06 2.75 1.47 2.89 12.5
36 3240 7.02 37.53 95 1.44 3 6.61 0.11 3.08 1.22 2.64 12.5
35 3150 6.95 0.14 35.60 94 1.29 2 5.65 0.06 2.77 1.60 2.49 12.5

FB+D

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
29 2610 7.13 39.41 96 1.10 0 2.79 2.14 2.72 5.55 11.4
37 3330 7.10 37.62 95 0.62 1 1.75 0.03 2.16 3.11 6.19 11.3
32 2880 7.06 38.59 96 0.41 1 1.40 2.44 3.03 5.94 11.3
32 2880 7.02 36.91 96 0.69 0 2.50 2.69 2.59 5.53 11.3
27 2430 6.95 36.30 95 0.70 0 3.55 2.33 2.26 5.63 11.5

NFB+D

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト クロス/90分 ドリブル タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦/90分 走行距離/90分
35 3150 7.13 0 35.09 74 0.63 0 2.51 2.60 2.26 6.26 11.3
33 2970 7.10 0 34.36 72 0.61 0 1.81 2.67 2.27 6.45 11.2
36 3240 7.06 0 37.72 71 0.72 4 2.75 2.64 2.33 6.22 11.2
33 2970 7.02 0.18 37.42 72 1.12 2 5.21 0.03 2.94 1.76 2.79 11.4
37 3330 6.95 33.59 71 0.57 1 1.48 2.46 2.16 6.05 11.2

90分あたりのシュート本数

比較するレーティングが異なるため断定することはできませんが、基本的にサポート・守備タスクが記録するシュート本数は、攻撃タスクよりも少なくなる傾向にあります。この傾向は守備タスクにおいて特に顕著になり、シュートを放つ機会が一度もないシーズンも珍しくありません。

これは各役割が持つ積極性のレベル=メンタリティが攻撃タスクよりも下がることで、高い位置でプレイする頻度が減少しシュートを放つ機会が少なくなっていることが理由だと考えられます。

実際にこれらの役割が割り当てられた選手たちのメンタリティを確認すると、攻撃タスクが割り当てられている時よりも守備寄りに設定されていることが分かります。

※攻撃タスクは「ポジティブ」

攻撃タスクメンタリティ

※サポートタスクでは1段階低い「バランス」

サポートタスクメンタリティ

※守備タスクでは3段階低い「守備」

守備タスクメンタリティ

そのため得点能力に影響する「Long Shot/ロングシュート」「Finishing/決定力」「Technique/テクニック」や判断能力が優れている選手には、最低でもWBのサポートタスクを割り当てることで、選手の持つ能力を活かすことができるでしょう
詳しい理由・原因は不明ですが、シーズン平均得点数に関しては攻撃タスクよりもサポートタスクの方が優秀な成績を残しています。※各チームのDRLポジションの選手がシーズン中に記録した平均得点は、CWB/2.27点、WB/1.91点、FB/1.16点です。
プレイエリアに関して

以下の画像では、計5試合の中でFBの各タスクがパスを受け取った位置≒プレイエリアを確認することができます。※サポートタスクのみ画像を反転させています。

※攻撃タスク

FBaパス

※サポートタスク 相手陣内でボールを受ける頻度は攻撃タスクと大差ないものの、ペナルティーエリア内・付近でのプレイが少ないことが分かる。

FBsパス

※守備タスク 攻撃・サポートタスクと比較すると圧倒的に自陣内でボールを受ける機会が多くなる。また相手ペナルティーエリア付近でプレイすることはほとんどない。

FBパス

90分あたりのパス総数&ドリブル成功数

意外なことにドリブルの試行回数に関しては、CWBとFBの2つの役割において攻撃タスクの同役割よりも優れた記録を残しています。これは表に記載されているレーティングだけではなく、今回行ったシミュレーション全体に見られる傾向のため、各役割・タスクの組み合わせが持つ特徴と言えるでしょう。※FBは増えても年間数回程度です。

これに対して90分あたりのパス本数では、全ての役割においてサポートタスクが攻撃タスクよりも多い本数を記録しています。つまりCWBとFBの攻撃・サポートタスクの間には、先述したパス本数とドリブル試行回数の関係性が成り立たないということです。

このような結果が得られた理由は不明ですが、個人的には以下3つの中の1つまたは複数の推測が正しいのではないかと思います。

  1. そもそもパスとドリブル試行回数の間に相関関係など存在しない
  2. 攻撃タスクがクロスを供給する場面で、サポートタスクはドリブルを選択する傾向にある。
  3. 攻撃タスクは相手陣内の深い位置でボールを受け取ることが多くなるため、クロスを供給するまでの間にドリブルを仕掛けるタイミングが少ない。逆にサポートタスクの場合は中盤でボールを受けることが多くなるため、クロスに持ち込むまでにドリブルでボールを前に運ぶ頻度が高くなる。

どちらにせよ少なくともCWBとFBにおいては、サポートタスクの方がドリブル試行回数が多くなるという事実は変わらないため、クロス供給能力に若干不安があるものの、「Dribble/ドリブル」「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Balance/バランス」「Pace/スピード」能力が高いタイプの選手は、CWBやFBの攻撃タスクよりもサポートタスクを割り当てた方がその特徴を最大限に活かすことができると言えるでしょう

WB+サポートのドリブルの成功数(試行回数)は攻撃タスクよりも大幅に減少しますが、FB+サポートよりは若干多くなります。そのためタスクが変わっても、FB<WB<CWBの順にドリブル試行回数が増える関係性が崩れることはありません。
守備タスクが割り当てられた選手は、リスクが低いショートパスを供給する頻度が多くなるため、他のタスクよりも高いパス成功率を記録する傾向にあります。ただしボールを自陣から遠ざけることが主な役割になるNFBは、ロングボールの割合が他の役割よりも増加するため、パス成功率が非常に低い数値になります。

90分あたりのキーパス数&90分あたりのクロス数

クロスの供給本数はシュート本数と同様に、サポート・守備タスクは攻撃タスクよりも低い数値を記録しています。またそれに伴い、クロスへの依存度が高いキーパスやアシストに関しても減少する傾向にあります

これは先ほど述べたメンタリティの影響で、オーバーラップ頻度・クロス供給の頻度が少なくなることが主な原因と言えるでしょう。

クロスの供給内容について

各役割・タスクには、クロスの供給内容においても以下の違いが見られます。

  • 「Cross From Byline/ライン際でクロスを上げろ」指示が割り当てられている「CWB/WB+攻撃」は、バイライン付近でのクロス供給が増加する傾向にあります。
  • 「Cross From Deep/アーリークロスを上げろ」指示が割り当てられている「FB/WB+守備」は、アーリークロスを供給する頻度が増加する傾向にあります。

以下の画像では、計5試合の中でWBの各タスクが記録したクロスの内容を確認することができます。※守備タスクの画像のみ反転させています。

※攻撃タスク 記録したクロス21本の内、早い段階でペナルティエリア内に向けて供給したクロスは2本のみ。

WBクロス

※サポートタスク 記録したクロス20本の内、早い段階でペナルティエリア内に向けて供給したクロスは5本。供給するクロスに関しての指示が出されていない分、攻撃タスクよりもアーリークロスの割合が若干増えている。

サポートタスククロス

※守備タスク 記録したクロス10本の内、早い段階でペナルティエリア内に向けて供給したクロスは5本。供給するクロス本数は他のタスクよりも圧倒的に少ないものの、「Cross From Deep/アーリークロスを上げろ」の影響でアーリークロスの割合が比較的高い。

守備タスククロス

以上のことからも分かるように、戦術を効果的に機能させたい場合はチーム指示だけではなくフォーメーションに組み込む役割の選択が重要になります。アーリークロスを戦術に取り入れたい場合は、「Cross From Byline/ライン際でクロスを上げろ」が割り当てられていないFBの攻撃タスクや「Cross From Deep/アーリークロスを上げろ」が割り当て可能なサポートタスクを使用することで、より効果的に機能させることができるでしょう。

90分あたりのタックル成功数

すべての役割において、サポートタスクは攻撃タスクよりも少ない数値を記録する傾向にあります。また守備タスクが存在するWBとFBに関しては、それぞれ攻撃タスクよりも高い数値を記録しているため、タックル成功数≒試行回数はサポートタスク<攻撃タスク<守備タスクの順に多くなると言えます

つまり守備能力(特にタックル)に優れた選手の特徴を最も活かすことができるのは、WBの守備タスクということになります

最もタックル成功数が多くなるWBの守備タスクと最も少ない数値を記録するFBの攻撃タスクの間には、シーズン平均でおよそ20回ほどの差があります。

90分あたりのインターセプト&空中戦数

この2つの項目に関しては、フォーメーションの関係で大きな偏りが出てしまっているため、各タスクごとの違いは後日追記します。

90分あたりの走行距離

走行距離に関しては、守備タスク<サポートタスク<攻撃タスクの順に長い距離を記録する傾向にあります。また攻撃タスク時には見られなかった役割による以下の違いが、サポート・守備タスクにおいて確認することができます。

  • サポートタスクでは、FBが他の役割よりも短い走行距離を記録しています。
  • 守備タスクでは、WBが他の役割よりも長い走行距離を記録しています。

各役割の攻撃タスクとCWB・WBのサポートタスクは試合中に長い距離をカバーすることになるため、これらの役割を選択する際には各選手が持つ「Work Rate/運動力」「Stamina/スタミナ」「Natural Fitness/健康さ」能力にも注意する必要があるでしょう。

 

まとめ

Complete Wing Back/コンプリートWB

ドリブルやクロスの頻度が多く、DRLポジションの役割の中で攻撃への貢献度が最も高い役割がコンプリートWBです。この役割は、選択するタスクによって以下のようにプレイスタイルの違いがあります。

  • 攻撃タスクを選択した場合、クロス供給の頻度が非常に高くなります。優秀なクロス供給能力を持つ選手がいる場合は、この役割を割り当てることで数多くのアシストを記録することができるでしょう。
  • サポートタスクを選択した場合、ドリブルの試行回数が非常に多くなります。ドリブル能力が高い選手にこの役割を割り当てることで、サイドの突破力を大幅に上昇させることができます。

また固有の指示である「Roam From Position/ポジションを離れていい」や長い距離をカバーするプレイスタイルを考慮すると、オフ・ザ・ボール能力やフィジカル能力もこの役割でプレイする選手にとって必須となる能力と言えるでしょう。

攻撃に関わる能力が優れている選手がいる場合や、サイドからの攻撃を活性化させたい場合に積極的に使用したい役割の1つです。

※コンプリートWBを使用した戦術は以下の記事で紹介しています。

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Wing Back/ウイングバック

CWBに次いで攻撃への貢献度が高い役割がWBです。攻撃タスクにおいては、CWBと遜色ない頻度でオーバーラップやクロス供給を行いますが、サポート・守備タスクにおいては以下の様な特徴が見られます。

  • サポートタスクでは、ドリブルの試行回数が大幅に減少する代わりにパスの供給頻度が上昇します。サイドからの攻撃オプションを残しつつも、安定したビルドアップを戦術に取り入れたい場合に効果的なタスクとなります。
  • 守備タスクではオーバーラップ頻度がさらに少なくなりプレイエリアも低い位置になるため、攻撃時は最小限のサポートしか行いません。その代わり攻守の切り替わりには素早く対応できるため、安定した守備を導入したい場合に効果的なタスクと言えます。

CWBよりもオーバーラップ頻度が下がり守備への貢献が求められるものの、攻守にバランスよく活躍できる役割なので使用頻度は高くなるでしょう。特にサポートタスクは、後方からのビルドアップに安定性を加えつつもサイドから十分な数のクロスを供給できるので非常におすすめな組み合わせです。

※ウイングバック+サポートを使用した戦術は以下の記事で紹介しています。

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Full Back/フルバック

この役割が持つ最大の特徴は、1試合の中で供給するパス本数の多さです。また全てのタスクに共通してプレイするエリアが低い位置になるため、攻守の切り替えに最も対応しやすい役割でもあります。

そのためAMRLに優秀な選手が揃っていて後方の選手を攻撃に参加させる必要がない場合や、チーム全体でパスを繋いで試合をコントロールしたい場合には最適な役割と言えるでしょう。

個人的な使用方法ですが、個の力を優先させたい場合はCWBやWB+攻撃タスク、チームの一部として機能させたい場合はWB+サポートやFBを選択するようにしています。

No-Nonsense-Full Back/ノーナンセンスFB

FBの守備タスクと並んで、非常に守備的なプレイスタイルを持つ役割がノーナンセンスFBです。ボールを自陣から遠ざけることが最大の目的であるこの役割は、ロングボールを多用する傾向にあるためパスの成功率が低くなります。

そのため前線にボールを回収・キープできる選手がいない場合、守備に回る時間帯が非常に長くなります。基本的には短い時間帯の中でリードを守り切りたい場合や、堅い守備で自陣を守り少ないチャンスをものにするカウンターを戦術に取り入れたい場合に効果的な役割と言えるでしょう。

最後に

みなさんいかがでしたか?

戦術を効果的に機能させる上で非常に重要になるのは、戦術に適した役割をフォーメーションに組み込むこと、役割に適した選手を起用することの2点だと思います。特に前者の影響力は大きく、役割を1つ入れ替えただけで全く別の戦術を使用しているのではないかと思うほど攻撃・守備の流動性・安定性に違いが見られます。

今回取り扱ったDRL/WBポジションは、各役割・タスクの組み合わせによって前への推進度が大きく異なるため調整が難しいポジションですが、各サイドに適切な役割を配置できれば戦術の質を大幅に上昇させることができます。

ぜひ今回の記事を参考に、戦術を組み立ててみてください。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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