DMポジションのプレイメーカーの違いとは?~役割の特徴をスタッツから分析する~

みなさんこんにちは!

今回から各役割に焦点を当てて、その特徴や具体的な使用例を紹介する新しいシリーズを開始します。第一弾となる本記事では、DMポジションのプレイメーカーをピックアップします。

※これまでの経験と自分なりの解釈が基になっているので、あくまでも数ある情報の1つとして参考にしてみてください

ローミングPMはパス本数が多くなる?レジスタはキーパスが少ない?各役割に隠された意外なプレイ傾向の数々

Football Managerでは、中盤の底でプレイする選手に8つの役割が用意されています。その中でプレイメーカーとしての動きが求められるのは、「Deep Lying Playmaker(DLP)/ディープライングPM」「Regista(RGA)/レジスタ」「Roaming Playmaker(RPM)/ローミングPM」3つの役割です。

今回はこの3つのプレイメーカーを様々な角度から分析することで、各役割がチームにもたらす効果・変化の違いを明らかにしていきます。

※「DLP+守備」の組み合わせは、他の役割と比較して守備への比重が大きくなっています。年間スタッツもDMポジションの他の役割に近くなるため、今回の記事では取り扱いません。

「プレイメーカー」と名前がつく役割や、「Regista/レジスタ」「Enganche/エンガンチェ」「Trequartista/トレクアルティスタ」といったクリエイティブな役割でプレイする選手には、より多くのパスが集まる傾向にあります。結果的に試合中ボールに触れる機会が多くなるため、優れた能力を持つ選手を選ぶ必要があります。

データベースの説明

初めに、分析に必要なデータを収集するために使用したデータベースの確認を行いましょう。

今回使用した架空のリーグには、全く同じ条件が設定されている全14チームが参加しています。各チームには24人の選手が所属しており、能力値やプロフィールは以下の様に設定されています。

  • 「役割による違い」のみを試合内容に反映させる必要があるため、「プレイ特性」が割り当てられている選手は同リーグ内に1人も存在しません。
  • 選手のプロフィールや能力値は基本的に共通していますが、唯一ポジション適正とGKに関わる値のみ異なる数値が割り当てられています。
  • すべての選手能力値は、基本的に15で統一されています。(例外として「両足の精度」=20、「選手の性格に影響する隠された能力値」=10)
  • 上記の設定から各選手の性格は、能力成長への影響が少ない「Fairly Determined/やや負けず嫌い」になっています。さらに年齢は24歳に設定しているため、能力値がシーズン中に変動することはありません。
※各性格が与える選手の成長への影響に関しては、以下の記事で検証しています。
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また全てのチームは、同じフォーメーション「4-3-3 DM Wide」・メンタリティ「バランス」・チーム指示「なし」を使用しています。

このような環境で以下のように変更を加えながらシミュレーションを行い、分析に必要となるスタッツやデータを収集しました。

  1. DMポジションも含めて全く同じ条件でシミュレーションしたデータ。各役割の特徴がダイレクトに反映されるため、年間スタッツや試合内容はこちらのシミュレーションデータから選択しています。
  2. 各役割を組み込んだチームが4チームずつ存在するシミュレーションデータ(DMポジション以外は全く同じ戦術)。条件が違うチームと試合を行うことで、各役割の特徴がどのように試合に反映されるのか確認します。※余った2チームは他の検証で使用。

年間スタッツから各役割の特徴を読み取る

年間スタッツは平均レーティングを基準に使用するデータを選択しているため、出場時間が少ないものも含まれています。比較対象としては信頼性に欠ける可能性がある点に注意してください

分析の対象となるプレイメーカーの役割は、他のDMポジションの役割と比較してレーティングが低くなる傾向にあります。特に「DLP+サポート」は6.80以上を記録するシーズンがほとんどなかったため、全体的に低いレーティングのスタッツを抽出せざるを得えませんでした。ただしこれはレーティングシステムの問題であり、これらの役割が現在のマッチエンジンと相性が悪いわけではありません

RGA/レジスタ

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト/90分 クロス/90分 ドリブル成功数/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦勝利数/90分 走行距離/90分
33 2970 6.81 0.82 64.94 84% 2.12 0.06 2.54 0.03 1.52 0.52 1.39 12.8km
35 3150 6.79 1.06 63.03 84% 1.46 0.06 0.80 0.09 1.29 0.43 1.51 12.8km
19 1710 6.75 0.79 65.21 85% 1.68 0.05 1.80 1.26 0.63 1.16 12.8km
21 1890 6.74 1.10 64.29 84% 1.57 0.10 2.23 0.05 1.43 0.67 0.95 12.8km
18 1611 6.73 1.06 58.38 85% 1.96 0.06 2.75 0.06 1.17 0.84 1.34 12.7km
25 2250 6.72 0.88 64.16 84% 1.57 0.07 0.76 0.07 0.64 0.21 1.14 12.8km
22 1980 6.71 0.59 58.77 83% 1.82 1.72 1.50 0.59 1.18 12.9km

RPM/ローミングPM

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト/90分 クロス/90分 ドリブル成功数/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦勝利数/90分 走行距離/90分
29 2610 6.81 1.07 66.55 85% 2.55 0.14 1.34 0.07 1.52 0.69 1.34 13.4km
21 1890 6.79 0.90 67.05 87% 2.52 1.43 0.05 1.38 0.57 1.29 13.2km
20 1800 6.75 1.05 74.45 84% 1.75 0.05 0.70 1.15 0.40 1.35 13.2km
21 1890 6.74 0.95 68.05 85% 2.86 0.10 2.66 0.19 1.33 0.43 0.86 13.4km
35 3150 6.73 1.11 65.00 84% 2.57 0.03 0.82 1.60 0.29 1.34 13.1km
37 3330 6.72 0.78 65.65 85% 2.41 0.03 1.11 0.03 1.19 0.43 1.00 13.4km
25 2250 6.71 1.64 67.92 82% 2.04 0.92 1.20 0.20 0.80 12.9km

DLP+S/ディープライングPM

出場試合数 出場時間(分) 平均レーティング シュート/90分 パス/90分 パス成功率 キーパス/90分 チャンスクリエイト/90分 クロス/90分 ドリブル成功数/90分 タックル/90分 インターセプト/90分 空中戦勝利数/90分 走行距離/90分
37 3330 6.81 0.57 65.76 84% 2.22 0.05 2.40 1.30 0.46 1.30 12.8km
31 2790 6.79 0.61 62.77 82% 2.61 0.06 3.48 0.03 1.65 0.87 1.71 12.8km
20 1768 6.75 0.56 61.80 83% 2.24 0.05 1.73 1.78 0.41 1.32 12.7km
27 2430 6.74 0.78 66.44 84% 1.63 0.04 1.07 1.37 0.59 0.81 12.8km
21 1890 6.73 0.71 61.90 84% 2.10 0.05 1.52 1.67 0.52 1.48 12.7km
37 3330 6.72 0.54 64.92 82% 2.73 0.14 1.38 1.54 0.65 1.51 12.7km
25 2250 6.71 0.56 66.48 83% 2.76 2.32 1.32 0.44 1.24 12.9km

90分あたりのシュート本数

この項目においては、DLPのシュート本数の少なさが際立っています。出場時間にばらつきがあるため表には記載していませんが、実際にゴール数が少ない役割もまたDLPです。※90分あたりのゴール数は、RGA/0.05点、RPM/0.1点、DLP/0.03点。

これは役割固有の指示である「Hold Position/ポジションを保て」の影響から、ペナルティーエリア付近でプレイする機会が少なくなることが理由だと考えられます。※単純にロングシュートを控えるようにプログラミングされている可能性もあります。

得点力に関して物足りなさを感じるかもしれませんが、サイドにできたスペースのカバーや一歩引いた位置でボールを回収する動きなど、他の役割とは違う角度から攻撃に貢献できる点がDLPの長所です。

また「シュート本数が少なくなる」という点は決して悪いことばかりではなく、「Long Shots/ロングシュート」能力が低い選手のシュート機会を意図的に減らすために利用することができます。

以上のことからDLPに適しているのは、「Teamwork/チームワーク」「Work Rate/運動量」に優れた高いサポート能力を持つ選手や「Long Shots/ロングシュート」能力が低い選手だと言えるでしょう。逆に高い「Long Shots/ロングシュート」能力を持つ選手は、RGAやRPMとしてプレイすることでその長所を活かすことができるはずです。

90分あたりのパス総数

この項目において注目すべき点は、RPMのパス本数の多さです。他の役割と比較して、どのレーティングでもより多くのパスを記録しています。

このような結果が得られた理由として、RPMのプレイスタイルが考えられます。

後程取り扱う「試合中に成功したパスの内訳(距離で分類)」を確認すると分かりますが、RPMはショートパスの本数が他の役割よりも多いです。そのため短いパスで攻撃を組み立てる状況が増加し他の選手のパス供給数が多くなることで、プレイメーカーであるRPMにボールが集まる回数(=パスを供給する回数)が増えているのではないかと推測します。

またあくまでも個人的な意見ですが、RPMは短時間でボールを前に運ぶプレイを優先するため、ボールを保持する時間(判断にかける時間)が短くなり、ワンタッチでボールを味方に渡すことが多くなります。より短い時間でパスを繋げることで、結果的にチーム全体でパス本数が増加しこのような結果が得られたとも考えられます。

以上のことから、他のプレイメーカーよりもさらにボールに触れる機会が多くなるRPMは、より一層優秀な「First Touch/ファーストタッチ」「Technique/テクニック」「Pass/パス」「Decisions/判断力」「Vision/視野」能力を各選手に求める役割ということになります

またスタミナ・運動量など求められる能力が比較的多いことから、DM・MCポジションにおいて最も難しい役割の1つであると言えるでしょう。

実際に同じフォーメーション・指示を使用して同じ対戦相手と試合をした場合、DMやMCのポジションにRPMを組み込むとチーム全体のパス本数が30~50本ほど多くなります。※比較する試合のポゼッション率や、対戦相手との力量差によって本数は大きく変化します。また全ての戦術で同じ結果が得られるかは不明です。

90分あたりのキーパス数

SIが各スタッツの定義を明確にしていないため、現実世界で使われている指標とは異なる意味を持つ可能性があります。また試合内容がスタッツに正確に反映されていない可能性もあるため注意してください

スタッツを取り扱う会社・サイトによって「キーパス」の定義が微妙に異なりますが、得点に繋がらなかったもののパスを受け取った味方選手がシュートまで持ち込めば「キーパス」としてカウントされる点はほぼ全ての媒体で共通しています。

FM内でも全く同じ定義が使用されているのであれば(おそらく使用されている)、チームにシュート機会をもたらす頻度が少ない役割はRGAだということが分かります。また他のポジションに影響されるため表には記載していませんが、RGAの90分あたりのアシスト数もまた他と比較して若干少なくなっています。※RPMとDLPは約0.25。RGAは約0.20。

ただし先に説明した2番目のシミュレーション内で、RGAを組み込んだクラブの得点数や順位が特別低いわけではないこと、またレーティング上は同じ評価を受けている点から、RGAはプレイメーカーとしてスタッツに現れない部分で貢献していると考えられます。

今回は役割自体を分析するため「選手個人への指示」を割り当てていませんが、RGAに「Get Further Forward(GFF)/もっと前に出ろ」を割り当てると、キーパスやチャンスクリエイトといった攻撃面のスタッツが大幅に上昇し、年間レーティングは7点台を記録するようになります。※GFF指示がないRGAやRPM・DLPの場合、この環境下では年間6.9点台にすら乗りません。レーティング上いかに他を圧倒しているかが分かるかと思います。ただしこの指示を割り当てた時は、RGAが空けたスペースをカバーする役割が必要になる点に注意しましょう。

90分あたりのドリブル成功数

この項目では、RGAとRPMが少ないながらもドリブルを記録していることが分かります。

DLPと比較してドリブルの成功数がこの2つの役割に多い理由は、シンプルにボールを前に運ぶ手段としてドリブルを選択する頻度が増加するためです。チーム全体で「Run At Defence/ドリブルでDFを抜け」を指示したり、個人への指示で「Dribble More/ドリブルをもっと使え」を割り当てるとその傾向はより顕著になります。

※選手プロフィール画面でRGAやRPMを選択すると、「Dribbling/ドリブル」が必要な能力としてハイライトで表示される。

ドリブル能力

そのため「Dribbling/ドリブル」「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Balance/バランス」「Pace/スピード」が優れている選手にこれらの役割・指示を割り当てることで、中盤から攻撃を展開させる際にドリブルという効果的な選択肢を加えることができます

特にテンポを遅く設定しパスを慎重に繋げる戦術を使用している場合、RGAやRPM/前述したドリブルを増やす指示を組み込むことで、スムーズにボールを前に運ぶポイント・選手をピッチ上に作り出すことができます。

チーム内に「Dictates Temp/試合のテンポを作る」特性を持った選手がいなくても、一時的に攻撃の流動性を上げることができるため非常におすすめな組み合わせです。

「Dictates Temp/試合のテンポを作る」は各選手が持つプレイ特性の1つです。この特性を持つ選手は、メンタリティやチーム指示によって決められているテンポを無視して、その場の状況に適したテンポを自身の手で作り出します。

90分あたりの走行距離

この項目においては、RPMが試合中により広いエリアをカバーしていることが確認できます

このような結果が得られた理由として、RPMのプレイするエリア/オフ・ザ・ボールの動きに関係があると言えます。

以下の画像では、味方選手がサイドでボールを保持している際のRPMとDLPのポジショニングの違いを確認することができます。RPMが1列前のMCの選手と並走しているのに対して、DLPはポジション間の距離を保つようなポジショニングをしています。※RGAはDLPに近い動きを見せます。

ポジショニング比較1

ポジショニング比較2

特にこの動きはカウンターの際により顕著になり、MCポジションでプレイする選手を追い抜くことも多々あります。結果的にDLPよりも相手陣内のより深い位置(=より長い距離)までランニングすることになり、ボールを相手陣内でキープしている際にもDLP/RGAより高い位置でプレイすることが多くなります。

※高い位置でプレイするということは、ボールを奪われた際に自陣内に戻るためにより長い距離を走ることにも繋がります。

中盤でパスを繋げるような状況では他の役割と同じように、RPMもMCポジションの選手と距離を保ちながらプレイします。

そのため「Stamina/スタミナ」「Work Rate/運動量」が高い水準にないと、豊富な運動量が求められるRPMという役割のポテンシャルを十分に活かすことができません

また素早く攻守の切り替わりに対応するために優秀な「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Pace/スピード」能力が求められます

チャンスクリエイト/90分あたりのクロス数/その他守備に関わるスタッツ

これらの項目に関しては、ある特定の傾向を見つけることができませんでした。

試合内容から各役割の特徴を読み取る

無作為に選択したホームゲーム20試合が対象です。ケガで分析対象が退場になった試合は除外し、さらにリーグルールとして「交代枠ゼロ」を追加しているため、90分間通して出場した際の記録のみとなっています

以下の表は「試合中に成功したパスの内訳(距離で分類)」「味方選手からパスを受け取った位置」2つの項目に分かれています。この中で特にパスを受け取る位置に関しては、試合状況や他の役割の判断に大きく左右されるため、対象試合数が十分ではない可能性がある点に注意してください。

RGA/レジスタ

パス成功数 長パス 中パス 短パス  パス受け取り回数 相手陣内 自陣内 サイド 中央
39 2 12 25 45 18 27 7 38
40 3 15 22 43 16 27 4 39
61 12 14 35 56 34 22 12 44
59 9 18 32 62 40 22 7 55
51 9 11 31 57 18 39 7 50
38 3 15 20 37 25 12 1 36
60 9 17 34 69 42 27 13 56
45 9 13 23 47 23 24 9 38
53 11 16 26 52 30 22 8 44
55 4 17 34 48 29 19 6 42
44 3 10 31 47 27 20 9 38
45 10 10 25 51 22 29 13 38
42 8 10 24 50 29 21 12 38
52 9 14 29 52 30 22 6 46
57 8 17 32 65 36 29 6 59
62 6 22 34 61 41 20 8 53
59 11 13 35 64 31 33 14 50
45 4 11 30 43 25 18 8 35
48 9 11 28 52 29 23 12 40
40 10 9 21 50 21 29 13 37
254 40 66 148 270 147 123 55 215
合計 合計
995本 149 (15%) 275 (28%) 571 (57%) 1051回 566 (54%) 485 (46%) 175 (17%) 876 (83%)
1試合平均 1試合平均
49.75本 7.45 13.75 28.55 52.55回 28.3 24.25 8.75 43.8

RPM/ローミングPM

パス成功数 長パス 中パス 短パス  パス受け取り回数 相手陣内 自陣内 サイド 中央
61 3 19 39 61 44 17 8 53
63 7 20 36 68 33 35 9 59
53 5 13 35 52 27 25 7 45
59 6 13 40 61 35 26 8 53
40 7 7 26 49 26 23 10 39
55 9 15 31 57 32 25 7 50
56 6 14 36 61 33 28 5 56
61 2 18 41 58 34 24 6 52
56 8 17 31 58 44 14 10 48
64 6 26 32 65 39 26 7 58
53 7 11 35 62 39 23 9 53
39 2 12 25 41 28 13 2 39
45 4 16 25 49 29 20 3 46
74 5 18 51 79 44 35 12 67
50 4 13 33 55 31 24 5 50
81 11 22 48 91 66 25 4 87
59 6 19 34 61 29 32 17 44
50 7 19 24 64 37 27 18 46
63 10 14 39 60 30 30 13 47
62 7 21 34 70 46 24 13 57
55 7 11 37 56 36 20 7 49
合計 合計
1199 129 (11%) 338 (28%) 732 (61%) 1278 762 (60%) 516 (40%) 180 (14%) 1098 (86%)
1試合平均 1試合平均
59.95本 6.45 16.9 36.6 63.9回 38.1 25.8 9 54.9

DLP+S/ディープライングPM

パス成功数 長パス 中パス 短パス  パス受け取り回数 相手陣内 自陣内 サイド 中央
59 7 20 32 57 28 29 14 43
55 9 14 32 58 36 22 6 52
52 5 18 29 47 31 16 8 39
69 7 21 41 71 39 32 10 61
54 3 16 35 50 28 22 3 47
50 8 20 22 52 28 24 11 41
65 9 22 34 70 42 28 14 56
57 1 23 33 68 37 31 11 57
47 6 19 22 53 38 15 12 41
69 7 25 37 67 36 31 15 52
48 11 10 27 53 28 25 8 45
41 5 15 21 44 26 18 12 32
42 6 12 24 46 28 18 7 39
60 4 17 39 63 34 29 9 54
45 5 17 23 54 27 27 12 42
41 4 12 25 46 30 16 14 32
42 1 10 31 46 23 23 16 30
36 8 9 19 40 24 16 8 32
38 9 6 23 41 27 14 16 25
33 5 8 20 40 26 14 11 29
合計 合計
1003 120 (12%) 314 (31%) 569 (57%) 1066 616 (58%) 450 (42%) 217 (20%) 849 (80%)
1試合平均 1試合平均
50.15本 6 15.7 28.45 53.3回 30.8 22.5 10.85 42.45

パスの内訳

長距離・中距離に分類されるリスクが高いパスを供給する割合が多いのは、RGAとDLPです。ただしRGAは中距離パスの割合がDLPと比較して少なく、1試合平均で見ると3つの役割の中で最も少ない数値になっています。

主にDMポジションから前線の選手にボールを供給する際に中心になるのは中距離パスとなるため、先ほど紹介したRGAのキーパスの少なさはこの「供給するパスの割合」に原因があると言えるでしょう

またこの表からもRPMのパス試行回数が、他の役割より多いことが分かります。さらにパスを受け取った回数も平均約10本多くなっており、チーム全体でパスの本数が増えていることも確認できます。

この傾向は今回のシミュレーションで使用したチームのように、高い能力を持つ選手が揃っている場合にはプラスに働きますが、パス能力が低い選手がチーム内に多い場合は、パスミスの増加に繋がりマイナスに働くことが多くなると考えられます。

特にFM21から各選手はパスの行先を予測してインターセプトを狙う傾向が強くなっているため、1つのミスが命取りになる同格・格上と試合を行う際は、RPMの取り扱いにより注意を払う必要があるでしょう

※FM21のマッチエンジンの改善に関しては以下の記事で説明しています。

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実際に各役割4チームずつ組み込んだシミュレーション内で、RPMチームは1度も優勝を経験していません(最高順位3位、他の役割を組み込んだチームは優勝経験あり)。平均順位もRGA 6.25位、RPM 8.16位、DLP 7.41位と3つの役割の中で一番低い数値になっているため、同レベルのチーム相手でもこのデメリットは結果に大きく影響することが分かります。

パスを受け取ったエリア

※どのエリア(相手陣内か自陣内か)でボールを受け取ったかに関しては、試合状況に大きく影響されるためあくまでも参考程度にご覧ください。

サイドでボールをもらった割合が比較的高いのは、20%を記録したDLPです。実際に1試合あたりの平均で比較しても、他の役割より約2本多いことが分かります。

これはDLPに割り当てられた「Hold Position/ポジションを保て」の影響から前への動きをあまり見せず、サイドにできたスペースをカバーする頻度が比較的高いことが理由だと考えられます。

まとめ

Regista/レジスタ

RGAのプレイスタイルは基本的にDLPと共通しています。ただしロングシュートを放つ頻度がより多くなっている点、より自由なオフ・ザ・ボール時の動きを見せることからDLPよりも積極的な役割と言えるでしょう。

ただし中距離パスの割合がDLPと比較して低いため、キーパス・アシスト数は減少する傾向にあります。この傾向は「Get Further Forward/もっと前に出ろ」を割り当てることで緩和することができますが、その際にはFB/WBの役割をサポート/守備的にするか、DMポジションに守備的な役割を配置する必要があります。

求められる能力はゲーム内でも確認できるようにDLPと共通したものが多く、違いは「Dribbling/ドリブル」「Long shots/ロングシュート」「Flair/創造力」が追加されいる点、「Work Rate/運動量」が除外される点のみです。

「Long shots/ロングシュート」能力に目をつむればこの役割に適した選手は比較的多いため、積極的に使用できる役割と言えるでしょう。

※以下の記事でレジスタを組み込んだ戦術を紹介しています。

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Roaming Playmaker/ローミングPM

MC/DMポジションにおいて最も難しい役割がRPMです。

最大の特徴として個人・チームともにパスが増加する傾向にありますが、チーム状況や対戦相手によってはメリットにもデメリットにもなり得る点に注意が必要です。

またカウンターの際にはより積極的に前への動きを見せるようになり、他の役割よりも若干高い位置でプレイする時間が多くなります。この結果ロングシュートを放つ機会が多くなるため、選手能力次第では高い得点数を記録することができるでしょう。

求められる能力は非常に多岐に渡り、RGAやDLPと共通する能力はもちろんのこと、RPM特有のオフ・ザ・ボール時の動きの質に関わる「Stamina/スタミナ」「Work Rate/運動量」「Acceleration/加速力」「Agility/敏捷性」「Pace/スピード」が必要になります。

また守備に関わる「Concentration/集中力」「Positioning/ポジショニング」も必要になることから、ゲーム内でこの役割に適した選手は非常に少ないと言えます。

※以下の記事でローミングPMを組み込んだ戦術を紹介しています。

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今回の分析ではRPMの守備の貢献に関するデータを得ることができていません。また試合を確認しても他の役割との違いが見つからないため、RPMがより積極的に守備への関わりを見せているかは不明です。

Deep Lying Playmaker/ディープライングPM

攻守にわたりバランスよく貢献することができるのがDLPの特徴です。

「Hold Position/ポジションを離れるな」の影響から得点能力は他の役割に劣るものの、一歩引いたポジショニングから数多くのキーパス・アシストを記録することができます。

またMCポジションの選手と常に距離を保つことができるため、DM本来の位置で安定したパスの供給先になりつつ、相手のカウンターに対して素早く対応することが可能です。

求められる能力は他の役割よりも少ないことから、DM/MCポジションにおいてこの役割を選択する機会は多くなるでしょう。

最後に

みなさんいかがでしたか?

FM内にも役割の説明が用意されていますが、実際にどのような違いがあるのか分かりにくいと感じていたため、今回のシリーズを始めようと決めました。実際に分析を行うことで今まで見えなかった各役割のプレイ傾向を知ることができたため、個人的には非常に満足しています。

今後も引き続き役割の分析を行っていく予定なのでぜひご確認ください。

ご覧いただきありがとうございました!

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